誰が考えたか恋のおまじない

まだまだあります、都市伝説的恋のおまじない。

プリンもおまじないの道具になるみたいですね。

台形のカラメルのかかった部分から食べていき、縁を残して火山の火口のような形にして、火口底に堪ったカラメルを時計回りに5回、縁へかけていくそうです。

これ、彼氏や彼女だけじゃなくて一緒に食べている人がいたらドン引きするほど汚い食べ方になるので絶対に一人の時に行ってくださいね。

これがなぜ恋のお呪いになるのかまったく疑問ですが、中高生の女の子が食べ物を(傍から見ていると)グチャグチャにして食べている光景を見かけます。

おそらく、そういった中高生女子の願掛け的行動がおまじないまで発展したのでしょう。 続きを読む 誰が考えたか恋のおまじない

神様経由だからおまじないが効く

恋のおまじないが多いのは、それだけ恋がままならず不条理で予測不可能、ひいては自分の存在すら肯定的ではなくなるほど狼狽することもあるからでしょう。

その不条理、不確定さに対抗できるものがあるとしたら、それはやはり「不思議な力」ということになりますね。

したがって、おまじないを行うなら最低限、その「不思議な力」が介在している方法を選んだ方がまだ納得できるのではないでしょうか?

都市伝説的なものにはどうしても偶発性から生まれた感が強く、「不可解な行動」ではあるけれど「不思議な力」がどのように働くのかまったく分かりません。

好きな人に一度電話をかけ、相手が出ないうちに切り、その後、それを3回繰り返して電話機に赤い糸を垂らしておけば、好きな人から電話がかかってくる、なんておまじないまでありますが、これ、相手から電話がかかってきたら「ワン切りしてんのお前だろ!」なんて怒られちゃいそうですからね。 続きを読む 神様経由だからおまじないが効く

神事として扱われるおまじない

現在のおまじない、都市伝説的なものが出始めてなんでもあり、の状態ですが、現代社会ほど文明が発達していない時代(もちろん現代が高度に発達した文明を持っているというわけではありませんが)、おまじないは「お呪い」の漢字でもわかるように、呪術の一種、つまり神事だったわけですね。

この呪術、漢字で表すと禍々しい雰囲気を持っていますが、呪術は二通りあって、人の心を惑わすための邪術と公共の利益(天候の回復や病気の治療など)のための妖術があり、これを行うのがシャーマン、つまり祈祷師や巫女です。

もっとも現在の神社で巫女さんは神事の奉仕という役割になっていますが、神社と「お呪い」は切っても切れない関係。

神社にお願いごとをする願掛けも、言ってみれば「お呪い」と同義語ですから。 続きを読む 神事として扱われるおまじない

出雲大社に出かける恋のおまじない

10月、日本の暦は神無月といいます。

これは日本中の神様が10月になると総本山の出雲大社に集まるからで、出雲大社のある島根県とその地方では逆に神在月と呼ぶそうです。

なぜ10月になると日本中の神様が出雲大社に集まるのか?

じつは各神社で願い事をされた神様たちが出雲大社に祀られている大国主大神にお伺いを立てて願い事の審議をするため、だそうです。

この大国主大神、本来は農業や商業、医療を司る、とまさに妖術の権化みたいな神様ですが、なぜか縁結びもこれにつけ加えられています。

大国主大神、じつはさまざまな女神たちと多くの子供を設けており、一夫一婦制の今、かなりの浮気者なのですが、そこは故事の神様の行いということで縁結びの神様という謂れになったのでしょう。 続きを読む 出雲大社に出かける恋のおまじない

柏手はしっかり音を出すこと

出雲大社まで出かけて恋のおまじない(願掛け)を行うためには、おまじないのための儀式をきちんと行わなければなりません。

プリンを真ん中から食べるとかアルテミスの呪文を唱えるのと一緒ですね。

出雲大社で行う儀式は二拝四拍手一拝。

まず90度の角度まで深いお辞儀を2回、これが二拝で、続いて4回の柏手(かしわで、両手をパンと合わせる行為ですね)が文字通り四柏手、そのまま手を合わせ、心のなかで自分の名前を言って、それから願い事をし、最後にまた深々とお辞儀を1回、これが一拝。

一般的に神社は二拝二拍手一拝が基本ですが、出雲大社や他の一部の神社では柏手を4回、または8回というところもあります。 続きを読む 柏手はしっかり音を出すこと

携帯電話に縁結びシールを貼るなら気多神社

出雲神社はさすがに遠くて行けません、という人もいるでしょう。

大丈夫、日本各地には縁結びのおまじないをしてくれる神社が各地にあるので、身近なところでおまじないをしておけば、その神社の祀り神が必ず10月には出雲大社に出かけて大国主大神に進言してくれますから。

たとえば石川県にある氣多大社。

ここは恋愛パワースポットとしても有名なところですね。

奈良時代からの伝統ある神社で、万葉集にも歌われているほど歴史のある神社です。

ここでの恋愛おまじないはお祓いですが、毎月1日に朝8時30分までに訪れると先着100名は無料で月次祭に参加できほか、無料でお祓いや占いもやってくれます。 続きを読む 携帯電話に縁結びシールを貼るなら気多神社

境内の小石に霊感がある川越氷川神社

関東地方に住む人で恋のおまじないをお願いするならば、埼玉県にある川越氷川神社がいいでしょう。

ここの境内にある小石を持ち帰って大切にすると良縁に恵まれる、というおまじないがあったことから境内の小石が減少、したかはともかく、あんまり小石を持って帰られちゃ神社としても困ってしまうので、今では神社が縁結び玉としてお譲りしています。

この小石、ただ拾っているのではなく身を清めた巫女さんが最適な大きさの小石をひとつひとつ集め、それを麻の網に包んだ後、毎朝、神職がお祓いして奉製したという、とてもご利益を感じさせる「お呪い」のお守りです。

しかも最愛の相手、生涯を共にする相手が見つかった時に二人で神社にお参りし、この縁結び玉を奉納すれば特別なお守り、結い紐のもとを渡すという儀式があり、さらに結婚式や赤ちゃんが生まれた時の儀式まで川越氷川神社で行える人生の節目のお祝いが用意されています。 続きを読む 境内の小石に霊感がある川越氷川神社

貴方は恋占いの石にたどり着けるか?

神社らしい恋のおまじないは関西地方にもあります。

いろいろな場所にありますが、なかでも有名なのが地主神社の恋占いの石。

境内に一対の石があり、その間、約10m。

目隠しをしたまま、片方の石から片方の石まで無事たどり着けば恋が叶うというおまじないです。

これ、なかなか難しく1回でたどり着くことができません。

1回でたどり着けず、2回、3回となるとそれだけ恋の成就も遅れるという、神社のおまじないとしては珍しくペナルティが設けられていますが、誰かの助け(つまり右行け、とか、左行け、とかスイカ割りの要領ですね)を借りれば、恋も誰かの助けによって成就するという特別ルールもあります。 続きを読む 貴方は恋占いの石にたどり着けるか?

民間信仰から生まれた御百度参り

他の神社にも恋に効くおまじないがいろいろあるので、身近な神社や氏神様にどのようなおまじないがあるか確かめてみるのも面白いでしょう。

意外な発見があるかもしれません。

元々、縁結びに限らず神社とおまじないは密接に結びついており、神社の儀式と同時に、京都地主神社の「縁結びの石」のように民間信仰から定着したおまじないの両方が存在しています。

その代表例が御百度参り。

一日に百回参拝して祈願するという方法ですね。

より強く祈願するために毎日参拝、それを百日間続けるという百日詣でがありましたが、急な祈願で百日もかけられない、という状況。 続きを読む 民間信仰から生まれた御百度参り

新宿にある「みなあたる」神社

神社は恋のおまじないだけでなく、人間の欲望に対して鷹揚なところがあり、さまざまな欲望を叶える神様が祀られています。

もちろん、お金にも。

単一神を祀る宗教は欲望がご法度となるのですが、なにしろ日本の神道は八百万の神様がいるわけですから、当然、お金の神様も存在しているのです。

かなり都合の良い話ではありますが。

したがって宝くじを買ったり、一攫千金を狙ったりする時は、ぜひお金の神様が住まわれる神社に行ってお参り、お呪いをかけてもらいましょう。

たとえば新宿にある皆中稲荷神社。 続きを読む 新宿にある「みなあたる」神社

銭洗い弁天は身も心も清めてから

鎌倉にある銭洗弁財天宇賀福神社、俗に言う銭洗弁天もお金が数倍になって戻ってくるという信仰が強い神社です。

境内洞窟にある清水で硬貨を洗う儀式がおまじないとなりますが、中にはお札をびしょびしょにするまで濡らしたり、宝くじやロトを洗ったり、さらにクレジットカードまで洗っちゃうという欲深い人もいるそうです。

カードのICチップは大丈夫なんでしょうか、とつい心配しちゃいますよね。

銭洗弁財天宇賀福神社が創立されたのは鎌倉時代、源頼朝の手によって建てられたといいます。

この時代、洞窟から湧き出た清水で硬貨を洗う、という風習はなかったのですが、その後、北条時頼の鎌倉幕府時代、「弁財天を信仰する者が持っている金銭をこの水で洗い清め、同時に心身を清めて行いを慎めば不浄の塵垢が消えて清浄の福銭になる」と人々の信仰心を煽るために広めたことが、現在のお金を増やすというおまじないの原点になっています。 続きを読む 銭洗い弁天は身も心も清めてから

棚からぼた餅まで販売している金持神社

お金持ちになりたい!というお呪いをしたいなら、ぜひ鳥取県にある金持神社に行くべきです。

ストレートな名前ですが、けっして怪しい神社ではなく、地名から金持、とつけられました。

地名の由来は、当時、黄金よりもはるかに価値が高いといわれる玉鋼の産地であり、原材料の真砂鉄が豊富に取れたことが由来です。

金具、の文字でも分かるように、古来、鉄は金と呼ばれていたのでこの地名にも納得ですね。

おまじないの多くが民間信仰から派生、それを神社が利用するというのはよくある話で、この金持神社も名前に惹かれ、お金儲けしてお金持ちになりたい!という人が多く参拝したことから、金運のある神社として定評されるようになりました。 続きを読む 棚からぼた餅まで販売している金持神社

猫とツキと干支の性格

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