ブリテン島を狙うノルマンディー公国

サクソン人の侵攻が激しくなるとローマ帝国軍はローマの衰退もあってブリテン島から撤退してしまいます。

そこで残されたケルト系民族(ブリトン人)はサクソン人と戦うわけで、ここに「ブリトン人の歴史」で記述されていたようにアーサーが獅子奮迅の戦いをするわけですが、結局はサクソン人がブリテン島を支配、今度はサクソン人同士が覇権を巡って戦いを行います。

それが七王国の時代。 続きを読む ブリテン島を狙うノルマンディー公国

「ブリタニア列王史」が描かれた時代

ジェフリー・オブ・モンマスは「ブリタニア列王史」において、全12巻のうち、9巻から11巻途中までアーサー王を描いています。

列王の数は数えるのが面倒なほどいるのに、アーサー王でこれだけのページを割いてしまえば他の王なんて記述することができません。

言ってみればアーサー王を盛りたてる脇役みたいなものです。

実際、「ブリタニア列王史」はアーサー王に関する記述だけが抽出され、その他の部分に関しては注目もされていません。

なぜアーサー王だけが、これだけ後世に残るまで抽出されたのか? 続きを読む 「ブリタニア列王史」が描かれた時代

創作だった歴史書の「ブリタニア列王史」

妻グィネヴィアを妃として娶り、自分がいない間に王へ治まったモルドレッドに対して怒り心頭、怒髪天を突く勢いのアーサー王は残存勢力を引き連れてブリテン島に引き返します。

もちろんモルドレッドにしてもそれは想定内。

かつてアーサー王が僻地に追いやったピクト人やスコット人を傭兵に雇い、迎え討ちます。

戦いは凄惨を極めましたが、やがてアーサー王はモルドレッドをカンブラン河畔まで追い詰め、ついに倒すことに成功しますが自らも瀕死の重症を追ってしまいます。 続きを読む 創作だった歴史書の「ブリタニア列王史」

ローマ帝国まで侵攻するアーサー王

ペンドラゴンの後を継いで王となったアーサーは魔法使いマーリンの手を借り、魔剣カリバーン(エクスカリバーではないのですが、同一視する見解もあります)を操ってサクソン人と戦います。

その戦の数、12回。

アーサー王はサクソン人を撤退させ、ブリテン島に平和をもたらせた英雄となり、ローマ帝国の中でも美貌の持ち主と言われた貴族の娘グィネヴィアと結婚します(父親のペンドラゴンといい、アーサー王といい、親子揃ってメンクイだったようですね)。 続きを読む ローマ帝国まで侵攻するアーサー王

ペンドラゴン王の息子、アーサー誕生

ジェフリー・オブ・モンマス著の「ブリタニア列王史」に描かれているアーサー王の記述を簡単にまとめると以下のようになります。

ブリテン島の王、ウーサー・ペンドラゴンはコーンウォール地方を治めていたゴルロイス公の妃、美貌の持ち主であるイグレーヌに横恋慕をしてしまいますが、夫のゴルロイス公、妻を取られちゃたまらない、とばかりにイグレーヌと共にコーンウォール地方へこもってしまいます。

これに怒ったのがペンドラゴン王、なんと軍を率いてゴルロイス公が立てこもる城へ突撃しますが、ゴルロイス公も意地になってイグレーヌを難攻不落の砦といわれるティンタゴルへ隠してしまいます。 続きを読む ペンドラゴン王の息子、アーサー誕生

「ブリタニア列王史」に登場するアーサー王

アーサー王が初めて登場する「ブリトン人の歴史」では、アーサーは王ではなく軍師であり類稀な能力を持った兵士でしたが、アーサーが王になったのは「ブリトン人の歴史」からおよそ300年後、1136年頃に書かれた「ブリタニア列王史」からです。

著者はジェフリー・オブ・モンマスというキリスト教聖職者で、モンマスはウェールズ地方にある街の名前、つまりモンマス町のジェフリーさん、ということですね。

「ブリタニア列王史」は簡単に言うとブリテン島の王となった人物を列挙した歴史書です。 続きを読む 「ブリタニア列王史」に登場するアーサー王

アーサーは王ではなく軍事指揮官

アーサー王伝説には、ギリシャ神話における「オデュッセイア」や「神統記」、日本神話における「古事記」や「日本書紀」、北欧神話における「エッダ」のような主軸となる正史がありません。

正史はありませんが出典はあります。

アーサー王を記述した最古の資料として有名なのが「ブリトン人の歴史」で、著者は一応、ブリトン人のネンニウスという人物ですが、現在、ネンニウスなる人物が書き上げたという説が疑わしくなっており、作者不明として扱われることも多い歴史書です。 続きを読む アーサーは王ではなく軍事指揮官

ケルト系民族の英雄

アーサー王はケルト系民族(ブリトン人とかガリア人とか、いろいろな総称を持ちますが、民族的な話は別の機会に置くとして、このコラムではケルト系民族で統一します)の間で語り続けられた英雄です。

ブリテン島に住んでいたケルト系民族はヨーロッパ本土から侵攻してきたサクソン人(アングロサクソン系の民族ですね)にやがて征服され、同化させられてしまいますが、一時、抵抗を示していた時期があります。

その抵抗を指示していたのがアーサー王。 続きを読む ケルト系民族の英雄

猫とツキと干支の性格

Copyrighted Image