ハングルは、字の如く「ハングル」→「唯一の文字」ということで、朝鮮半島に固有のユニークな文字体系というように、前に説明いたしました。ところが、もしも唯一ではなかったとしたら? そのことについて話しましょう。
「ミウチニシオイチネムタテマツル」(身内に塩一年奉る?)
九州は宮崎の、ある神社の境内の置石には、そのように読める不思議な文字が刻まれていました。1985年8月22日、その日、私が境内で紙に書き写していた文字は、神代文字の一種だとされる「アヒル文字」(阿比留文字)だったのです。 続きを読む 漢字以前の神字(かんじ)とは?言葉の摩訶不思議学