有酸素運動のメリットと欠点

適度な運動はリラックスに効果があるといわれています。

この運動には2種類、有酸素運動とストレッチがあります。

最初に有酸素運動の効能と欠点をご紹介しましょう。

有酸素運動とは持続力が求められる運動で、ジョギングやサイクリング、水泳など呼吸を行いながら続けることから、この名前がつけられています。

確かに有酸素運動を続けると交感神経が活発化され、末梢神経まで血流が良くなり、インナーマッスルが鍛えられるので身体にいいことは間違いありません。

有酸素運動は苦しくなってからが本番で、その壁を乗り越えると苦しさを紛らわすためにエンドルフィンが分泌され、苦しさが快感に変わります。 続きを読む 有酸素運動のメリットと欠点

ストレッチで副交感神経のスイッチを入れる

有酸素運動のメリットは交感神経を活発させて血管を収縮させ、その後、副交感神経の活動時間を十分に与えることで血管を拡張、これを繰り返すことによって血管が強くなり、日常的な生活において心拍数を下げられる、つまり血圧を正常化できる点にあります。

ただし、有酸素運動は血圧が高い人には勧められないという欠点もあります。

ストレッチは有酸素運動のように交感神経を活発化させるのではなく、むしろ副交感神経を作動させるスイッチを持っているので、血圧の高い人でも無理をしなければ十分に活用できる運動です。

ストレッチは収縮した筋肉を伸ばすための運動。

収縮を伸ばすのは副交感神経の役割ですね。 続きを読む ストレッチで副交感神経のスイッチを入れる

泣くということの効能

リラックスする方法のひとつとしてお勧めしたいのが、思いっきり泣くことです。

とくに男性。

最近の若い男性は泣くことに抵抗ないのかもしれませんが、とくに中高年は「泣くな!」と教育されてきたので上手に泣くのが苦手です。

しかし、泣くという行為、それも声を上げて号泣することはストレス発散に最適な行為なのです。

悲劇的な出来事が身に起こると人間は感情が刺激されます。

上手に泣ける人は悲劇的な出来事で刺激された感情、悲しいという気持ちを泣くことで排除するのですが、泣くことが下手な人はじっと感情を抑制、それを溜め込んでしまいます。 続きを読む 泣くということの効能

事象に臨む際の緊張と向き合う方法

ストレスに対するリラックスは交感神経を休ませ、副交感神経を作動させること。

副交感神経は日中、起きている時でも作動しますが、何より活発に動かすためにはきちんとした睡眠を取ることです。

このストレスに対するリラックスだけでなく、緊張に対するリラックスもある、と冒頭で説明しました。

何かに臨む際の緊張ですね。

そういった緊張の際、必ずリラックスしろ、とアドバイスが出ますし、緊張している自分を思うだけで失敗するんじゃないか、と不安な気持ちになります。

けれど緊張している時、つまり交感神経が働いてアドレナリンが分泌されている時に副交感神経を作動させていいのでしょうか? 続きを読む 事象に臨む際の緊張と向き合う方法

高い緊張の弛緩方法は「余裕」

F-1レースドライバーはレース中、心拍数が人間の限界値を超えることが周回中に必ずあります。

その限界値を超えている時は前を走るレースカーをオーバテイクする時であり、難しいコーナーを最速で走る時、つまりレースの中でもっとも緊張する時なのです。

交感神経が全開で緊張感マックスなのに、ミスはほとんどありません。

人間の限界値を決めているのは副交感神経で、恒常性を保つために交感神経にブレーキをかけています。

人間の腕の筋肉は両腕で500kgを持ち上げることができるといいますが、普段、その重さを持ち上げることができないのは副交感神経が交感神経にブレーキをかけているからなのです。 続きを読む 高い緊張の弛緩方法は「余裕」

ストレスは本人にしか分からないもの

生真面目な人ほどストレスを抱え込むといいます。

本当でしょうか。

確かに生真面目な人がストレスを抱え、そのストレスを解消するためのリラックス方法を探そうとすると、生来の生真面目さからリラックス方法の継続性や回数などを厳密に守ろうとし、返ってリラックス方法が精神的な負担になるという悪循環に陥る可能性もあります。

しかし、生真面目な人ほど生活リズムの一定を守ろうとするので、十分な副交感神経の活動時間を与えていることもまた事実なのです。

ズボラな人はリラックスなんか必要ない、と思われがちですよね。

しかし何事にもズボラな人ならともかく、アバウトな人でも意外なところで神経質な一面を持っており、その神経質な部分でトラブルを抱えると生真面目な人よりもずっとストレスになるケースも見受けられます。 続きを読む ストレスは本人にしか分からないもの

13日の金曜日というジンクス

日本は良いもの悪いもの、なんでも取り入れる貪欲な性格を持っていて、さらにそれを日本流にアレンジする器用さが日本の文化・風習を育てているともいえます。

そのひとつがジンクス。

たとえば4と9と13、666。これらの番号は公共施設であまり見かけることがありません。

シティホテルや病院、鉄道車両、車のナンバープレートなどですね。

4は死、9は苦、この辺は日本の語呂なのでまだ分かりますが、13はキリスト教圏における最後の晩餐の人数であり、666に至っては悪魔の番号という、キリスト教信者以外にはまったく縁のない数字ですが、不吉である、という、ただそれだけの理由で忌み嫌われています。 続きを読む 13日の金曜日というジンクス

日本のジンクスは礼節にも関わっている

ジンクス、とは縁起の悪いことを言いますが、日本の場合、礼節を重んじることから自分だけでなく相手に対して失礼に当たる、という意味でもジンクスが生活のなかに取り入れられています。

たとえば病院の見舞いに鉢植えの花を持っていくのは良くない、というのは典型的なジンクスですね。

根付く、病院に長く入院するという隠喩になってしまうからですが、同じく見舞いの花としてシクラメンを持っていくのは良くない、とも言われます。

シクラメンは4と9が入っているから、とかなり無茶ぶりな根拠です。 続きを読む 日本のジンクスは礼節にも関わっている

13という数字が不吉なのは北欧神話から

ジンクスは絶対的な法則が存在しているわけではなく、単なる経験値や慣習、つまり迷信に過ぎないのですが、もちろんジンクスが発生する経緯が必ずあり、その経緯次第によっては迷信であると分かってもバンデミックのように拡散する可能性を持っています。

たとえば「13日の金曜日には不吉なことが起こる」というジンクス。

イエス・キリストが磔刑にされたのが13日の金曜日であることからキリスト教徒は忌むべき日、という俗説ですが、これは主に英語圏(ドイツやフランスも含まれる)だけの話で、キリスト教総本山のお膝元であるイタリアでは不吉な日は17日の金曜日、スペイン語圏では13日の火曜日となっており、13という不吉な数字と金曜日を不吉な曜日とする風習が合体して、13日の金曜日が不吉な日である、と定着しましたが、これ、19世紀に入ってからの話なんです。 続きを読む 13という数字が不吉なのは北欧神話から

「秋ナスは嫁にくわせるな」というジンクス

13日の金曜日には不吉なことが起きる、というジンクスは西洋圏の経緯なので、もっと日本人向けジンクスの経緯を紹介しましょう。

たとえば「秋ナスは嫁にくわせるな」というジンクス。

これは姑の嫁いびりとして知られている風習ですが、最近では秋ナスには水分が多く、体を冷やしてしまって子作りができなくなるから、とか、秋ナスはおいしいけれど種が少なく、子種に恵まれないからといった意味から出たジンクスとも捉えられています。

もっとも、このジンクスは経緯がはっきりしていません。 続きを読む 「秋ナスは嫁にくわせるな」というジンクス

黒猫は魔女の使いというジンクス

西洋のジンクスは時として日本では縁起ものになることがあります。その代表例が黒猫。

ヨーロッパの多くの国では「黒猫が横切ると不吉なことが起きる、黒猫をまたぐと不幸なことが起きる」というジンクスがあります。

その一方、日本では「夜目が効く」という理由から日本では黒猫を「福猫」として魔除けや幸運、商売繁盛の象徴とされていました。

招き猫でも白いネコより黒い方が魔除け厄除けの意味合いが強いそうです。

新選組の沖田総司は労咳を患い、晩年、黒い猫を斬り殺そうとしますが、これは黒猫に労咳を治す力があるという迷信から黒猫を飼っていたのですが、結局、労咳が治らなかったことを恨みに思ってのことで、けっして不吉な存だから、という行動ではありません。 続きを読む 黒猫は魔女の使いというジンクス

ジンクスを破った駒大苫小牧高校

ジンクスのほとんどは根拠のない迷信ですが、業界においてはジンクスが業績に大きな影響を与えるとかんがえる人が多くいるようで、根拠があろうとなかろうと、ジンクスは横行しています。

その代表例がスポーツ業界。

業界の慣習、東西、本人特有を問わずさまざまなジンクスがあります。

たとえば相撲には「弓取り式、または初切(しょっきり)を務める力士は大成しない」というジンクスがありますが、弓取り力士では小結まで上がった巴富士がいますし、初切経験者では出羽錦が関脇へ、栃錦は第44代横綱まで昇進しています。 続きを読む ジンクスを破った駒大苫小牧高校

猫とツキと干支の性格

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