知的な象徴のフクロウ

ヨーロッパに行くとラッキーアイテムは動物が象徴になることが多く、その動物のキーホルダーや置物を置くことで動物の持つ幸運を呼び寄せる風習が残っています。

たとえばフクロウ。

古代ギリシャ神話のなかでは女神アテナの従者として扱われています。

オリュンポス12神の1柱であるアテナは知恵や芸術、工芸や戦略を司る女神であることからその従者であるフクロウは知恵の象徴とされており、受験生や頭脳労働者にフクロウ関連のグッズをプレゼントすると大変、喜ばれます。

日本の太宰府天満宮菅原道真みたいな存在ですね。 続きを読む 知的な象徴のフクロウ

ネイティブ・アメリカンのドリームキャッチャー

日本のお守りは開運というよりも厄災除けが本来の用途で、海外を見ると日本のお守り同様、ラッキーアイテムは厄から守る目的のものが多いようです。

たとえばドリームキャッチャー。

これ、日本でもかなり有名な存在になりました。

ネイティブ・アメリカンのオジブア族に伝わる装飾品で、小さな円形の枠に蜘蛛の巣状の粗い糸を張り巡らせ、その周囲や下に羽根を飾ったアイテムですね。

本来は子供を悪夢から守る魔除けでしたが、やがて悪夢は網目に引っかかって夜明けと共に去り、良い夢だけが枠の周囲にある羽根を伝わって眠っている人の元に入る、という力を持つようになりました。 続きを読む ネイティブ・アメリカンのドリームキャッチャー

開運グッズの権威と効果

パワーストーン、開運印鑑と並んで開運グッズ御三家といえば風水があります。

風水も極端に言ってしまえば占いの域を出ていないのですが、陰陽五行、八卦に易、方位などが組み合わせられた思想でもあるので前述2品とは一概に比較できず、本格的に風水を学んだ人はそれなりに説得力があります。

だからといって巷で多く売られている風水関係の開運グッズがすべて本格的な風水を基本としているものばかりではなく、むしろ風水のおいしいところだけをピックアップして風水の開運グッズと称し、販売しているので開運効果に関しては前述二品と大差ありません。

不思議なことに開運と欲が結びつくと開運グッズにある程度の権威がつかないと効力がないと思い込み、さらに安価ではなおさら効果がないと感じるのが開運グッズを欲しがる人の心理。 続きを読む 開運グッズの権威と効果

開運グッズで幸運が巡ってきたら要注意

開運グッズの最右翼、パワーストーンと開運印鑑を取り上げてみましたが、どちらも開運に関する根拠は神秘的要素なので論理的に物事を考える人には向いていないでしょう。

しかし、幸運や不運が理不尽、無節操に訪れるものである以上、それの拠り所が神秘性であってもまったく問題なく、その神秘性があるからこそ開運グッズが成り立つともいえます。

この世に存在する、あらゆる開運グッズはパワーストーンや開運印鑑に負けず劣らず、神秘性とイメージと語呂合わせで成立しており、購入者も論理性など求めておらず、その開運グッズに対する価格は神秘性を含めた価値として認めているわけですから需要と供給が生まれているのです。 続きを読む 開運グッズで幸運が巡ってきたら要注意

象牙の輸入は密猟対策の資金源にもなるという一面

象牙はピアノの鍵盤やビリヤード球、三味線のバチや糸巻き、その他、茶器の一部などにも使われていましたが、今はほとんど代用品となり、一部を除いて象牙は使われていません。

その状況のなか、堂々と象牙を最高級品として販売し続けているのが印鑑です。

象牙は1989年、ワシントン条約によって輸入禁止措置が取られ、事実上の象牙貿易が終わったので、なぜ象牙が平然と使われているのか、と疑問を抱く人も多いでしょう。

実はその後、アフリカ各地で象の個体数が急増、間引きを必要とするほどの数から象にナンバリングを行うなどの措置を経て1999年、日本向けに限り1度だけ象牙貿易が再開されています。 続きを読む 象牙の輸入は密猟対策の資金源にもなるという一面

猫とツキと干支の性格

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