日々の仕事や、家事、学校での勉強。
そんなものに追われている生活が嫌になることもあります。
『なんでこんなことをしているんだろう』『こんなことやりたくないのに』
そう思っては、鬱々とする毎日。
しかし、本当にやりたくないことでしょうか?
人は意外とやりたくないことはやっていません。
どんなことでもやりたくてやっているのです。 続きを読む 今していることはしたいこと?
日々の仕事や、家事、学校での勉強。
そんなものに追われている生活が嫌になることもあります。
『なんでこんなことをしているんだろう』『こんなことやりたくないのに』
そう思っては、鬱々とする毎日。
しかし、本当にやりたくないことでしょうか?
人は意外とやりたくないことはやっていません。
どんなことでもやりたくてやっているのです。 続きを読む 今していることはしたいこと?
口から出た言葉は、取り消すことができません。
音となって、誰かの耳に入ってしまうのですから。
怒りの言葉を口にして、ハッとしたことはありませんか?
つい口にしたけれど、そこまで怒っていたわけじゃないんだよな、と。
気持ちというものは、それほど長くピークが続くものではありません。
特に怒りなどは、6秒でピークを過ぎると言われています。
ですから、その感情を抑える方法の一つは、感じたら少し待つことです。
怒りや不満を感じたら、6秒待ってみましょう。 続きを読む 6秒間だけのセルフコントロール
心が落ち着かないとき、感情が先走っているとき、それは何も家で一人のときとは限りません。
むしろ、人間関係で感情が乱されることの方が多く、外でのことが多いでしょう。
一人のときなら泣くことも、思いに耽ることもできますが、会社などの出先ではなかなか難しいものです。
そんなときは、深呼吸がもっとも効果的です。
深呼吸はどこでもできます。
席に座っていても、ちょっとトイレに行ってでも。
空気を深く吸い込み、溜めて、ゆっくりと吐きます。 続きを読む どこでもできるセルフコントロール
このタイトルに惹かれて読もうと思った人は、おそらく『成功』というキーワードに対して執着心のある人でしょう。
もちろん、誰にでも成功したい、という気持ちはあります。
ただし、成功を知っている人と成功を知らない、あるいは成功を成功と認識できない人がいます。
貴方はどちらですか?
もし、成功を知っている人が、さらに成功を望んでいるのならここを読む必要はありません。 続きを読む 潜在意識の活用方法!壁の向こう側
ブレイクスルー。
日本語に訳すと障壁を突破して前進する、という意味ですが、何も本当の壁を壊して前へ進むのではなく、困難な状況において何らかの方法を使い、困難を打破するという事象に対して使われる言葉ですね。
『成功』と対になっているキーワードでもありますが、このブレイクスルーを行うために、なぜか自己啓発書をブレイクスルーの手段として選ぶ人がいます。
この自己啓発書、マスコミの広告戦略もあってとにかく売れます。
もっとも有名なスティーブン・リチャーズ・コーヴィー氏の『7つの習慣 個人、家庭、会社、人生のすべて-成功には原則があった-』は世界で1,500万部売れたそうです。 続きを読む 自己啓発書が次々と発行される謎
コーヴィー氏の『7つの習慣 個人、家庭、会社、人生のすべて-成功には原則があった-』はとても卓越した内容の本です。
なぜか日本では『-成功には原則があった-』という副題が勝手につけられ、いかにも成功への近道の指南書と勘違いされる向きもありますが、内容は至極まっとうなことが実直に書かれています。
まるで子供の頃、母親や祖父、祖母から諭されるように。
もっとも、この『7つの習慣~』を実践した時に得られるのは人生の幸福感であり、それを『成功』と思えればいいのですが、巨万の富を得られることこそ『成功』と考えているようであれば、また別の自己啓発書を求めることになるでしょう。 続きを読む 自己啓発書の可能性
ジョセフ・マーフィー氏の著書『『THE POWER OF YOUR SUBCONSCIOUS MIND』を訳すると、『貴方の持つ潜在的な精神の力』となるでしょうか。
ただし、これは直訳です。
SUBCONSCIOUSは確かに日本の辞書では潜在意識の、という意味も書かれていますし、元々は潜在的な、という意味の形容詞ですね。
でもSUBCONSCIOUSは精神分析学の見地では無意識という意味を持ちます。
ジョセフ・マーフィー氏は著書で、「人生には偉大な法則があり、あなたの人生はあなたの思い描いた通りになるという、人生の黄金率があります」という至上の法則を説いており、これがマーフィー氏の著書をベストセラーにさせた原動力にもなっています。 続きを読む 人生は描いた通りになると語る自己啓発書
SUBCONSCIOUS、日本では一般的に潜在意識と言われる精神分析学の無意識はオーストリア人の精神科医、ジークムント・フロイトによって定義されました。
時代は19世紀中頃。
フロイトの残した業績について書いていたら枚挙に暇がありませんが、心的外傷やPTSDなどの概念的病巣はSUBCONSCIOUS(無意識)に封印した内容を回想して言語化することで症状は消失する、という現代の精神医学でも用いられる療法を考えだした業績を見れば、フロイトの功績が図り知れるというものでしょう。
フロイトの根底には生物学や唯物論といった科学的、医学的な考え方があり、脳神経の働きと心の動きの連動がすべて解明されれば人間の無意識の存在だけでなく、両方の働きがすべて実証できると信じていました。 続きを読む フロイトが説く無意識
フロイトとユングの概念には共通している2つの項目があります。
それが「無意識」と「夢判断」です。
どちらも始点はフロイトですが、ユングは独自の臨床実験を行った結果、それぞれの存在については認めるものの、解釈の違いからユングはフロイトから離れていきました。
このコラムのテーマが潜在意識の活用なので、あまりフロイトとユングについて詳しく書けませんが、とても簡単に言ってしまうと、マーフィー氏を始め、その後に続く潜在意識の活用については、このフロイトとユングが提唱した「無意識」と「夢判断」の一元的解釈によるものです。 続きを読む 無意識と潜在意識の大きな隔たり
フロイトとユングの説いた『無意識』と『夢判断』について、少しでも理解できましたか?
おそらく、ここを読んでいる人の大方がフロイトやユングについて調べるどころか、難しそうな言葉に飽々としているに違いありません。
なにしろ、ここまでの間、どこにも潜在意識を活用して『成功する秘訣』も書かれていなければ、『夢』に願いを刻みつけるだけで『成功する方法』も書かれていませんから。
でも、じつはここが『成功する人』と『成功しない人=自己啓発書のいいお客様』の分岐点です。
『成功する人』はとりあえず少しでもフロイトとユングについて知識を得ようとし、『成功しない人=自己啓発書のいいお客様』はもっと簡単に分かりやすい手っ取り早い方法論を探そうとします。 続きを読む 自己啓発書のいいお客様
フロイトやユングは精神分析学者、心理学者という医師の面を持つ一方で、広義には哲学者として捉えられている面もあります。
また現代医学においては、『無意識』と『夢判断』は評価されているのもの、実際の精神的な治療の現場ではほとんど使われておらず、投薬による治療が主となっています。
その理由は『無意識』や『夢判断』から導かれる答えは理論者の独断的な判断(独裁的とも言われています)によるもので科学的立証がなく、患者に対する有効性が確立されていると言えないからです。
「あなたの前世は西洋のお姫様だったので、ぜいたくな暮らしが身についているのです」 続きを読む 精神分析という一元的な考え方
夢を見るだけで実現できる潜在意識というものがあるかどうか分かっていません。
なにしろ脳の研究はまだ進歩の途中であり、まして、夢に関してはなぜ見るのか、ということも解明されていないのです。
解明されていないものに関してはあらゆる可能性があることは事実です。
したがって、『成功』への思いを強くすることで、やがて『成功』は実現する、という科学的根拠のないことも可能性としては否定をすることができません。
いってみれば方程式の問題と答えだけが分かっていて、途中のプロセスを省いているようなものです。 続きを読む プロセスを省くことで生じる非確実性