原作は超難解作品だった『攻殻機動隊』!アニメ名言集

子供が主人公ではなく、大人達がしっかり描かれているストーリー性重視のアニメも『カウボーイビパップ』を始めとしてずいぶんと出てきましたが、その中でもっともメジャーな存在となっているのが『攻殻機動隊』でしょう。

原作のコミックが初出したのは平成元年(1989年)で、単行本となったのはそれから2年後、いかにこの作者の士郎正宗が遅筆であるか、よく分かる事実ですが、この原作を読めば遅筆の理由も分かるでしょう。

とにかくストーリーが難解である上、専門科学用語が頻繁に出てきて、その解説を欄外に記すものだから、読み手としてもある程度のレベルが求められる作品でした。 続きを読む 原作は超難解作品だった『攻殻機動隊』!アニメ名言集

原作者である士郎正宗の先見の明!アニメ名言集

「あらそう?なら死になさい」

これは主人公の草薙素子が亡命を企てる政府高官に向かって発し、その後、躊躇なくサブマシンガンで射殺後に姿を消すシーンに使われた名セリフですね。

原作、劇場公開版、TVシリーズ版すべてに使われていますが、クールに自分の仕事を遂行する草薙素子の性格をこれほど端的に表しているセリフはないでしょう。

この時、草薙素子は光学迷彩服を来てビルの窓から逃走するのですが、1989年にはまったくのSF(しかし士郎正宗の解説では細かく科学的根拠が描かれており、けっして想像の産物ではありませんでした)でしかなかった、高額迷彩服が最近になって実現化の目処が立ちつつあります。 続きを読む 原作者である士郎正宗の先見の明!アニメ名言集

草薙素子の強烈なキャラクター!アニメ名言集

「試してみる?」

TV版シリーズのS.A.C.で、草薙素子が縁あってかくまった台湾難民の少年と一緒のベッドに寝た時、少年が発したマセた言葉にうっすらと笑顔を浮かべて言ったセリフがこれ。

もちろん少年は背筋まで凍りつき、そのままシーツを被って寝たのは言うまでもありませんね。

草薙素子、屈強な男たちを部下に従え、公安4課のリーダーとして活躍しますが、誰も素子に逆らえないことから、素子を密かにメスゴリラ、と呼ぶほどの肉食系と位置づけられています。 続きを読む 草薙素子の強烈なキャラクター!アニメ名言集

いつも心に自分のアニメを!アニメ名言集

ワンピースの名言を期待していた人、ごめんなさい。

ドラゴンボールの名セリフを期待していた人、すみません。

意図的に外したわけではなく、単なる流れで取り上げなかっただけですが、これら超メジャー級の作品は他に数多くの解説や名セリフ集のサイトがあるので、そちらをご覧ください。

他にもルパンⅢ世や宮﨑駿作品、エヴァンゲリヲンなど後世に語り継がれる作品は数多くあり、それらの中にも珠玉の名セリフが星の数ほどありますが、それらすべてを取り上げることはとても無理というものです。 続きを読む いつも心に自分のアニメを!アニメ名言集

迷信は今も世の中を我が物顔で闊歩する

迷信・・一般的に信じられている、あるいは言葉として残っていて認知度が高いけれど合理的な根拠の薄い事象のことですね。

英語圏やフランス語圏ではsuperstition、イタリア語圏ではsupaerstizione、ドイツ語ではAberglaude、ロシア語ではсуеверный、もちろんアラビア語にもポルトガル語にもギリシャ語にもあります。

つまり迷信は人類共通の事象。

ただし迷信は最初から迷信だったわけではなく、むしろ人々の生活に欠かせない知恵であったと同時に社会の混乱を招く風潮でもありました。 続きを読む 迷信は今も世の中を我が物顔で闊歩する

猫と天気予報の迷信

Q:猫が顔を洗う時、耳の後ろに前足を回したら雨が降る、これ迷信?

愛らしい仕草とマイペースな行動で最近は人気沸騰中の猫たち。

猫には迷信がいくつもありますが、これは日本だけでなく世界中の迷信となっています。

この事象、単純に猫が顔を洗った時に雨が降る確率の統計が取れていないだけで、現段階では猫を飼っている人が個人的に限定された猫から統計を取ることしか、解明できません。

巷で信じられているのが、低気圧になると湿気の影響で毛が重たくなるのでグルーミングする、という説。 続きを読む 猫と天気予報の迷信

世界各地で異なる黒猫の迷信

Q:黒猫が前をよぎったら不吉、これ迷信?

猫からもうひとつ、迷信の話題です。

もちろん黒猫がよぎったぐらいで不吉になることはなく、迷信ですね。

ただし、これはヨーロッパ中世の迷信であり、本来、日本では闇夜でも目がよく見えることから魔除けや商売繁盛の福を招く猫として重宝されてきました。

招き猫も三毛だけでなく黒猫がいるのはそのためです。

江戸時代には黒猫を飼うと結核が治るという迷信もあったほど福を招く存在でしたが、その黒猫が懐かず前を素通りするとは「よっぽど運が悪い」と言われ始めたことが、上記のような迷信につながったと思われます。 続きを読む 世界各地で異なる黒猫の迷信

社会的情勢の不安が生み出す迷信

ドイツでは「クリスマスに黒猫の夢を見たら翌年、重い病気にかかる」、イタリアでは「黒猫が病に伏せる人のベッドで横になったら絶対にその病人は死ぬ」などの不吉な迷信があります。

14世紀、中世ヨーロッパでは黒死病が流行り、全ヨーロッパの1/3から2/3がペストにかかって亡くなったと言われています。

黒死病の難を逃れた人々は社会的不安に襲われましたが、その不安解消の格好の餌食となったのが魔女狩り。

魔女という存在そのものが迷信(あくまでも呪術師としての魔女であり、現実的に「魔女」と呼ぶに相応しい女性は除くとして)なのに、それを当時は合理的な根拠がないにも関わらず信じきった人たちがいたわけですね。 続きを読む 社会的情勢の不安が生み出す迷信

絵本から始まった日本各地に残る猫の不思議な迷信

前述したドイツやイタリアの猫に関する不吉な迷信、じつは日本各地にも残っているのです。

猫が死人のそばに寄ると死人が立ち上がったり踊り出したり、という迷信は徳島や広島、津軽地方など全国的にあり、死人に猫が魂を入れるという迷信は秋田や栃木、磐城地方に多く伝わっています。

猫と死人が迷信になったのは江戸時代移行のこと。

ただし、猫が妖怪に化ける猫又伝説は平安時代からあるので、猫又伝説が迷信の元になっていることは容易に想像できます。 続きを読む 絵本から始まった日本各地に残る猫の不思議な迷信

猫だってタンパク質や脂質が必要だ!

猫の迷信、猫又のエピソードまで発展するともはや都市伝説になってしまいますが、猫又を想像させる事象は実際にあったのではないかと想像されています。

たとえば猫又の別称、化け猫といえば行灯(あんどん)の油を舐めることで有名ですね。

江戸時代、行灯の油といえばイワシを始めとする安価な魚から取れる魚油。

当時は現在のようなキャットフードなんてもちろんありませんから、猫の餌といえば人間の残り物の炭水化物ばかり。

これでは猫も脂質やタンパク質が足りず栄養失調になってしまいます。 続きを読む 猫だってタンパク質や脂質が必要だ!

ナマズと地震の迷信

Q:ナマズが騒ぎ出すのは地震の予兆、これ迷信?

もちろん迷信です。

ナマズと地震の関係は日本書紀まで遡ることができるため、そのルーツは判明しませんが、地下には巨大なナマズがいて、それが暴れると地震が起きるというのが迷信の根拠。

現在は大陸プレートの沈み込みが地震を引き起こすと判明していますが、しかしナマズは微弱電流を探知することから地震時に発生する電場の変化によって動きを発生させるのではないか、という研究が実際に行われていました。

ナマズは視力が弱いため、肌に開いている小さな穴が電場を感じるセンサーになっています。 続きを読む ナマズと地震の迷信

気が強い女は丙午生まれとは限らない!

Q:丙午(ひのえうま)に生まれた女性は男を喰う、気の強い女、これ迷信?

猫やナマズの迷信ばかりだったので人間の迷信に戻しましょう。

いや、別に猫やナマズが迷信を作ったのではなく、それらに関する迷信も所詮は人間が作ったのですが。

それはともかく。

丙午に生まれた女性は男を喰う気の強い女、という迷信を聞いたことがあるでしょう。

しかし、これはまったくの迷信。 続きを読む 気が強い女は丙午生まれとは限らない!

猫とツキと干支の性格

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