ドーパミン・コントロールは人間だからできる業

人と動物には生物学的欲求がありますが、人には動物以上に社会的な欲求があります。

肉親、他人に関わらず褒められると嬉しくなります。

好きな異性から愛されていると実感すれば幸福感が溢れます。

仕事が思った通りに運んで成功すれば充実感に漲ります。

これらは社会的な欲求に対する報酬で、ドーパミンが盛んに分泌されている状態になります。

そして、人に限っていえば社会的欲求の報酬があるほど行動の活発化が見られるのです。 続きを読む ドーパミン・コントロールは人間だからできる業

ドーパミンが与える快の感情

ドーパミンはけっして「快楽」だけを司る神経伝達物質ではないのですが、「快楽」を司っていると聞くと、興味がそちらに向くのは人間の性ですね。

興味津々の方はすでにドーパミンが分泌していると思ってください。

せっかくドーパミンが分泌されているのですから、それを活かすためにも先にドーパミンが報酬系神経伝達物質と呼ばれている理由を説明しましょう。

人を含む動物には生物学的欲求があります。

喉が乾く、お腹が減る、寒い、暑い、といった生命に関わる欲求のことで、この欲求を満たさないと生命維持が不可能となります。 続きを読む ドーパミンが与える快の感情

ドーパミンは行動すべてに関わる神経伝達物質

緊張、すなわちアドレナリン分泌状態に陥った時、アドレナリンの持つ特性である逃走的本能を減少させることで、その状況を効果的に運ぶことできます。

その減少方法は各々で見つけるしかありませんが、方法を見つける効果的なトレーニングはあります。

それはドーパミンの分泌を盛んにすること。

ドーパミンを盛んにするとアドレナリンも分泌されてしまうのでは?と疑問を持たれた人は、このコラムをきちんと読まれている人ですね。

確かにドーパミンは脳内の神経細胞(ニューロン)によって生成されるノルアドレナリン、アドレナリンの前駆体です。 続きを読む ドーパミンは行動すべてに関わる神経伝達物質

緊張と向き合う方法

アドレナリン分泌はスポーツに限ったことではありませんね。

書道にも大会はあるし、音楽関連の発表会や仕事のプレゼンテーションなどでもアドレナリン分泌量に個体差があるにせよ分泌はします。

闘争、という言葉が的確ではないとしても、立ち向かう現実であることに変わりありませんし、その現実に対して失敗しないように、上手に、練習の成果を出すように、と思う人ほどアドレナリン分泌が盛んになります。

アドレナリン分泌による現象、つまり緊張の対処法はスポーツと変わりありません。

本人の緊張を理解せずに周囲の人はリラックスしろ、と言いますが、これは間違い。 続きを読む 緊張と向き合う方法

緊張を闘争に変えるのは練習量しかない

スポーツの試合の前に緊張することは悪いことではありません。それだけアドレナリンが分泌して試合に備えているという証なのですから。

経験値の高い選手(まれに経験値が少なくとも天賦の才を持つ選手もいますが)ほど、このアドレナリンの分泌を高揚として受け入れ、時には楽しむことさえしています。

闘争か逃走か、という二者択一のうち、逃走を自ら減少させ、闘争だけを研ぎ澄ませている選手ですね。

残念ながら、本能の一部である逃走を減少させる効果的で普遍的なマインドトレーニングは見つかっていません。

逃走を減少させることが上手な選手は各々、自分に合った方法、たとえば試合の前に興奮作用のある、あるいは逆にヒーリング効果のある音楽を1人で聞くとか、個室トイレに入って大声で叫ぶとか、試合がある日の朝は必ず靴下を右足から履くとか、時には他の人に理解できない方法を持っています。 続きを読む 緊張を闘争に変えるのは練習量しかない

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