坂本龍馬が薩長を説得できたワケ

群れの中で他人に忠告するのはとても難しいことです。

とくに群れの中心的人物になると上から目線になって言葉もキツくなり、相手の尊厳を無視した威圧的な態度になることがあります。

そういった群れはやがて力の支配に変わり、群れの中の空気は殺伐化、自由な風潮が消えて全体統一的思考になり、誤った方向に進んでも誰も何も言えなくなります。

戦前の日本、あるいは今の一部の政党みたいですね。

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「相手を説得する場合、激しい言葉を使ってはならぬ。結局は恨まれるだけで物事は成就しない」

こう言ったのは坂本龍馬。

明治維新に多大な影響を与えた志士として有名ですが、確かに龍馬が言うように激しい言葉を使っていたら長州の木戸寛治も薩摩の西郷隆盛も同盟を組むようなことはなかったでしょう。

なにしろ互いが容易に相容れない思想を持っているだけに、激しい言葉の応酬の中、一介の素浪人である坂本龍馬が仲裁に入って薩長同盟が成立したのだから、いかに坂本龍馬が信頼されていたか推測できるというものです。

では、どんな言葉を使って忠告すればいいのでしょう?

それを教えてくれるのが、精神科医であり随筆家だった斎藤茂太の言葉です。

「どういう言葉を使うかは、あまり難しく考える必要はない。相手に端をかかせたり、傷つけたりするようなことを言わなければいいのである」

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