自分の心を支配できない群れのリーダー

先日も栃木でママ友イジメをLINEで行っていたことから、2人の母親が連続して自殺するという悲惨な事件がありました。

教育委員会だとか市町村だとか、そんな公共機関が結託して問題を露出させずに沈静化を図ろうとしているところがなんともやりきれませんが、群れへの執着、動物的な帰属本能を大人になっても捨てきれない大人がいることも事実。

社会に出たからといって、人間関係の複雑さに心痛める生活は変わりないのが現状ですね。

群れの中でリーダーとなるのは社会人になっても権力や金、暴力、そして人望の持ち主であることに変わりありません。

小さな群れでイジメを起こすような群れの中心的人物は例外なく、前記した3要素に加え、家庭環境とか育ちが悪く、自ら解決できない問題点を抱えています。

その欲求不満が特定の人に向けられるわけで、結局のところ、本質的な弱さを群れの中に隠しているのです。

その群れに入っている人たちの大半は、その人望に惹かれているわけではなく面倒だから、という理由で加わっているだけなので、逆に言えばその群れの絆は脆く、はかないものといえます。

恐怖的制圧の結末がどのようになるか、それはこれまでの事実が散々、教えてくれています。

恐怖的制圧をする者が恐れているのは自分が恐怖的制圧をされることです。

そんな群れと出会った時はゲーテの言葉を思い出してください。

「自分の心を支配できぬ者に限って、とかく隣人の意思を支配したがるものだ」

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