困窮生活を救った夢のお告げとは

今回は私が若い頃に見た、不思議な夢のことをお話ししよう。

夢の中で私は、宝くじ売り場の前に立っていた。

そして、次の瞬間、ある声が聞こえてきた。その声は心の中に直接響いてきて、私に対して、次のような内容のことを伝えてきたのだ。

「宝くじで10万円を当てたければ、インスタントクジ券を8枚買うように。その中に、10万円の当たり券が必ず入っているから・・・」

そこで夢の中の私は、インスタントクジ券をお告げ通り、8枚分購入し、それらをスクラッチしていくと・・・そう、お察しの通り、その中の1枚は見事、10万円の当選券であったのだ。「やった!」・・・

普通の人なら、ここで目が覚めると「なぁんだ、夢かぁ」と、落胆するだろう。

でも、無意識の力を確信し、夢の内容を常に重視していた私は、この夢の内容には、宝くじで10万円を当てるための重要なヒントが隠されているに違いないと、素直に感じたのだ。

というのも、この夢を見た頃の私は大変お金に困っていて、せめて10万円だけでも手に入れば、どんなに助かることだろう、などと考えていた時期だったのだ。

当時、治療が済んだはずの歯が急に痛み出し、それまで通っていた歯科医院に行ったところ、夏休みということで何日も休業の状態となっていた。

他にも開いている歯科医院はあったのだが、そこは治療費がべらぼうに高いことで知られる、近所でもかなり悪名高い歯医者のいるところだった。

しかし、歯が痛くて何も手につかなかった私はまさに、藁をもつかむ、の例えどおり、その歯科医院へと駆け込んだ。

その結果、歯の痛みは止んだものの、なぜか他の歯まで含めて数本も治療され、さらに歯にブリッジを掛けることを勧められ、そのためには数十万も掛かるなど、御多分に漏れず高い治療費を請求される羽目となった。

それに加え、人のよかった私は、知人からの勧めだけで高額商品の購入契約を交わしてしまい、その支払いにも苦慮していたのだ。

このようなわけで、その時の私には、ある程度まとまったお金が必要だった。

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