「恋愛・婚活・結婚」カテゴリーアーカイブ

連れ添ったパートナーが相手でも恋人気分に

一般的な動物に当てはまらない第3のモテ期はまさに『大人の恋』ということになりますね。

なぜ第3のモテ期が発生するかという心理メカニズムですが、これは個体差があってまったく発生しない、させない人も当然います。

第二モテ期から恋愛に発展すると大量のドーパミンが発生し、その後、分泌が収まると前述しましたが、こう書くと結婚後は恋愛時のような幸福感に包まれていないことになりますね。

実際、家族というコミュニティが作られ、子育てが始まると女性は育児という目的、男性は経済という目的が発生し、コミュニティを守るという共同意識が生まれることから恋愛感情よりも友愛感情が優るというのが、これまで一般的に考えられていたことでした。 続きを読む 連れ添ったパートナーが相手でも恋人気分に

夫婦間で新しくドキドキすることを始める

残りの70%すべての夫婦が友愛関係というわけではなく、もちろん程度の差はあっても恋愛関係を維持している夫婦は多く存在しています。

また自分が30%のなかに入っていないと自覚しても、入る気になれば十分可能性のあること。

たとえば、夫婦単位でつねに新しいことを始めるというのも方法のひとつ。

子育てが一段落して時間的余裕ができたら、共通の趣味を始めるのも有効ですね。

前述したようにドーパミンは楽しいこと、刺激的なことが起きると分泌される神経伝達物質ですから、新鮮な出来事に対して共同意識を持つ相手と共に行動することはドーパミン分泌を即すことになるのです。 続きを読む 夫婦間で新しくドキドキすることを始める

時間と経済に余裕があるからこそ第3のモテ期

不幸にもパートナーを失ったり、別れることもあるでしょう。

いくらモテ期が子孫を残すための生体メカニズムだとしても、そんなことは関係なく、残った人生を伴侶と共に過ごしたいと思うのは自然の摂理です。

中高年における第3のモテ期は心理的メカニズムの作用が大きいと前述しましたが、とくに女性の場合は顕著です。

子育てが終わり、開放感と同時に愛情を注ぐ相手が喪失したこと、女性ホルモンのエストロゲン分泌が減少し、男性ホルモンのテストステロンが増加することによって女性としての受動態より男性的な能動態になり活動的になること、閉経によって妊娠の心配がなくなることもモテ期を発生させる要因になっています。 続きを読む 時間と経済に余裕があるからこそ第3のモテ期

あの素晴らしい愛をもう一度

第3のモテ期に入ると女性の積極さが目立ち、男性は一部を除いて消極的さが目につきます。

第3のモテ期に入った女性は活動的ですから異性に限らず人が集まるところへ頻繁に出かけますが、男性は組織系統がないところは苦手のようですね。

考えてみれば母系としての履歴を遺伝子に持つ女性は大勢の人と接することを得意とし、単独、あるいは少数で狩猟をしていた男性が統制のない集団を苦手とするのは当然のことかもしれません。

でも、モテ期は恋愛のきっかけに過ぎず、どれほどモテ期に入っていようと人と接する機会がなければ他の人へ影響を与えることはできません。 続きを読む あの素晴らしい愛をもう一度

なぜ婚活が世の中の注目を集めることになったのか?

「婚活」という言葉が登場したのは2007年。

オールマイティな言葉なので一気に蔓延しました。

就職活動と同じように、結婚活動を積極的に行うという意味ですね。

就職活動を積極的にやらなければいけない理由としては求人難があります。

世の中、不景気ですから採用する会社側も人選せざるを得ません。

では、結婚活動を積極的に行わなければならない理由というのは何でしょう?

婚活が男性、女性のどちらかに偏っているとしたら、需給バランスの崩れがありますが、男女比率なんてそれほど変わったわけでもないし、就活と違って年齢幅もあるので、就活に比べれば条件的に結婚活動はそれほど難しいことではありません。 続きを読む なぜ婚活が世の中の注目を集めることになったのか?

草食系男子の本音を覗く

婚活が盛んに行われる状況、原因はどこにあるのかというと、これはもう簡単。

単純に男がだらしなくなっているからです。

草食系男子、なんて呼ばれて平然としていられる男は確かに結婚に向きません。

ただ、草食系男子は意図的に草食を振る舞っています。

内面的には男性的本能を持っていますが、それを表面に出していないだけです。

なぜか?その方が気楽だからですね。

そもそも、オスはメスの出産という大切な役目とは無縁です。

受精に対する提供さえ行えばいいのがオスの本能です。 続きを読む 草食系男子の本音を覗く

若い男性が欲求の衝動では決して得られないもの

若い男性が結婚したがる理由は何か?これは女性より強い衝動があります。

自分の遺伝子を多く残したいという本能ですね。

その衝動はシンプルに現実の女性へ向けられていましたが、衝動をお金に変える産業が発達したことによって、男は衝動を分散させることが簡単にできるようになりました。

その意味で現在は女性にとって受難の時代でもあり、それは今後、さらに加速していきます。

したがって、女性は男性を本能的に惹きつける魅力を持たないと、さらに婚活は難しい状況になっていきます。

巷では女子力アップなどと美しさを保つためのケアや習い事、さらには恋愛をテクニックやマニュアルで解説していますが、それはあくまでも女性の目線であることを知っておいてください。 続きを読む 若い男性が欲求の衝動では決して得られないもの

新婚夫婦の家に泊まった友人の後悔

こんな話があります。

友人仲間で女性にモテる男が結婚しました。

正直、周囲は驚きました。

なぜなら、けっして美人とはいえない女性と結婚したからです。

口さがない友人たちは内心、嘲り、優越感を持ちました。

友人の1人はさぞ後悔している彼を冷やかし半分、後悔している彼を見て自分が優越感を得るために、深夜、終電がなくなったから泊めてくれと口実を作って遊びに行きました。

新婚夫婦にしてみれば、これほど迷惑な友人はいません。

最初に快く迎えてくれたのは新婦。 続きを読む 新婚夫婦の家に泊まった友人の後悔

ネットではびこる恋愛系マニュアルのルーツ

1980年代から90年代にかけて、若年層のバイブル的存在となった雑誌がありました。

男性向け「POPEYE」と女性向け「Olive」ですね。

ポパイなんてとっくに廃刊になっていると思ったらまだ発刊していました。

オリーブは廃刊になっていますけれど。

シティボーイなんて言葉はこのポパイから生まれています。

で、この2冊は一世を風靡したんですが、とくに人気を集めたのがマニュアル系でした。

なかでもデートだとか恋愛とか、それまで若い男女の悩みの種を明快な方法論で示してくれたのだから、読者が飛びつくのも無理はありません。 続きを読む ネットではびこる恋愛系マニュアルのルーツ

策を弄するマニュアルに成果はなし

女性向け恋愛マニュアルには、時々、とんでもないことが書かれています。

「付き合い始めて最初の頃のデートは3回に1回は断ること。相手を焦らし、ミステリアスな部分を演出することで、相手はより一層、貴女に興味を持つはずです」なんて。

「自分からデートを誘ってはダメ。安っぽい女に見られます。他の男性にも、そうやって積極的なのか、という疑心も持たれます。デートは必ず相手から誘わせるように仕向けましょう」こんなことも。

いったい、いつの時代の話でしょうか、これ。

いかにも恋愛を駆け引きで楽しんでいたバブリーな頃のマニュアルです。

今、こんな駆け引きをしたら男はあっさり引いてしまいます。

恋愛をゲーム的感覚で楽しめる男なんて少数ですし、ゲーム的感覚で恋愛をできるような男は相手にしない方が無難です。 続きを読む 策を弄するマニュアルに成果はなし

間違いだらけの男性向け恋愛マニュアル

男性向け恋愛マニュアルになると、呆れて物が言えないほどです。

「デートの終盤は居酒屋で決まり!たっぷり酔わせて優しく介抱しよう!」とか。

「デートの待ち合わせには少し遅れて行き、スーツ姿で仕事の帰りに、相手のために無理やり時間を作ったと思わせる。デートの最中、ちょっとノートパソコンでも開いて仕事のフリでもすれば、相手は仕事のデキる男と思うはず!」など。

「狙った女性の友人に親しく優しくしておき、いい人、と認識させて友人から狙った女性へ好感度を伝えさせれば、距離はグッと縮まるはず!」こんなのも。

ここには書き出せないような恥ずかしい教則が飽きるほど連ねられています。

自分をいかにモテるように演出するか、そればっかりの記事で、どうしたら女性が喜ぶか、という手法すら語られていません。 続きを読む 間違いだらけの男性向け恋愛マニュアル

男女の仲を近づける情報は有効か?

男女の比率はたいして変わっていないのに、男女の仲を遠ざけている事情というのが見えてきますよね。

恋愛マニュアルだとかテクニックなんていうのは氷山の一角に過ぎません。

他にも、年齢に相応しい年収、だとか、結婚は何歳までにしておかないと後悔する、だとか、女性が好むイタリアンレストランはここだ、とか、医者や公務員と合コンする方法、だとか、男女の仲を近づかせるような情報が溢れかえっています。

本来、自然とくっつく男女の仲には男女の本能が働いています。

人間は道具を使うことによって本能部分を覆い隠してきました。

情報はまさに道具です。

あらゆる情報を身にまとえば、道具を振り回して便利で快適になり、相手を威嚇することもできます。 続きを読む 男女の仲を近づける情報は有効か?