ネットではびこる恋愛系マニュアルのルーツ

1980年代から90年代にかけて、若年層のバイブル的存在となった雑誌がありました。

男性向け「POPEYE」と女性向け「Olive」ですね。

ポパイなんてとっくに廃刊になっていると思ったらまだ発刊していました。

オリーブは廃刊になっていますけれど。

シティボーイなんて言葉はこのポパイから生まれています。

で、この2冊は一世を風靡したんですが、とくに人気を集めたのがマニュアル系でした。

なかでもデートだとか恋愛とか、それまで若い男女の悩みの種を明快な方法論で示してくれたのだから、読者が飛びつくのも無理はありません。

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この辺りからマニュアル世代、なんて言葉が生まれました。

今、ネットの中で見つけることができる婚活マニュアルとか恋愛テクニックなんてことを書いている人は、明らかにこのポパイやオリーブを読んで育った世代です。

この2冊にマニュアル系が掲載された時は斬新な発想がありました。

その発想を企画したのは優秀な編集者です。

企画の深層にはマニュアルに頼っていないで自分で見つけてくださいね、という意図が明確に示されていました。

残念ながら、その意図を汲むことができずにマニュアルを実践してしまった人がほとんどの中で、表面だけが時代のスパイラルにしたがって変形していきます。

はっきり言って恋愛マニュアルなんか、婚活になんの役にも立ちません。

英会話で最初の挨拶だけやたら上手くなるようなものです。

相手がこの人は英語が上手い、と判断して、流暢な英語でベラベラとまくし立てられたら、どうします?

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