月の潮汐力は人間の身体に影響を及ぼす?

海や湖では潮汐が見られます。

潮の満引きのことですが、これは半日周期で起こるので本来、朝の満引きを潮と呼び、夕方の満引きを汐と呼びます。

潮汐を引き起こす要因のひとつは地球の自転、もうひとつは月の引力です。

仕組みはちょっと難しいし、ここでは必要ないので省きますね。

月が人間に与える影響として、よく出てくるのが満月になると月の引力が高まり、体内にある水分(血液も含めて)も引力によって潮汐が起こるので気分が高揚する、とかいう説。

確かに満月はもっとも高潮になりますが、月の引力は満月でも新月でも働いて潮汐を起こすので、満月だからといって特別に人間の身体の水分を潮汐させるだけの力はありませんし、満月の夜にコップの水が表面張力をより高く起こすこともありません。

いかにも、もっともらしい科学的根拠を持ち出して満月の夜の人間の生態と月のパワーを結びつけた強引な説ですが、確かに満月の夜、いろいろ不可思議なことが起こっています。

たとえば、ほら、貴方のパートナーの男性。

満月の夜になるとなぜか全身、毛むくじゃらになって耳は立ち、爪は伸び、牙も生えて月に吠えていたり。

もっとも、最近じゃそんな肉食系の男性だったら嬉しいんだけれどね、なんて女性のぼやきも聞こえてきそうですが。

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