五行説は木・火・土・金・水の要素で構成されていますが、これは物質を表わしているのではなく、森羅万象を抽象化して5分類に当てはめています。
●木行:木は樹に通じますが、樹木の成長や発育する様子を表し、春の象徴とされています。
●火行:火は炎に通じ、明るく輝く様子を表わしていると同時に灼然の性格も持っています。夏の象徴です。
●土行:土は土地に通じており、植物が地中から発芽する状況が元になっています。万物を育成し、保護することを表わしており、季節は変わり目の象徴となっています。
●金行:金は地中に光輝く鉱物に通じており、金属の持つ堅固、確実、冷徹などを表わしています。季節は収穫の秋を象徴しています。 続きを読む 五行説もまた陰陽思想から