ヨーロッパで呼ばれる月を表すルナの意味

月は太陽のように自然へ大きな恵みをもたらすわけではありませんが、生物の生殖活動に大きな影響を及ぼすことを前項で紹介しました。

この事実から月は女性的神として崇められるようになったともいいます。

ただし、その一方で月の光が動物の精神に影響を与えることは古くから信じられていたことで、その痕跡は今にも生きており、また真剣に月相と精神の関係を調べている機関もあります。

たとえば月は英語でMoonですが、Lunaも時折、使われることがあります。

英語のLunaはラテン語のLu-neに由来しており、フランス語ではLuneとなってそれぞれ月を表しています。 続きを読む ヨーロッパで呼ばれる月を表すルナの意味

沖縄のオカガニが産卵する時

満月の夜の不思議なこと、といえば、やっぱり海洋生物の産卵でしょう。

とくにサンゴの産卵は有名ですが、なぜ5~9月の満月の夜に限って産卵するのかは解明されていませんが、水族館の水槽の中でも満月の夜に産卵するといいます。

サンゴだけでなくカニも満月の夜、産卵の行動を起こします。

たとえば沖縄に生息するオカガニ。

名前が示すように成長すると海から陸に上がり、海岸近くの樹木の下に穴を掘って生息しますが、サンゴと同じく5~10月になると産卵のために一斉に海に戻ります。 続きを読む 沖縄のオカガニが産卵する時

月の潮汐力は人間の身体に影響を及ぼす?

海や湖では潮汐が見られます。

潮の満引きのことですが、これは半日周期で起こるので本来、朝の満引きを潮と呼び、夕方の満引きを汐と呼びます。

潮汐を引き起こす要因のひとつは地球の自転、もうひとつは月の引力です。

仕組みはちょっと難しいし、ここでは必要ないので省きますね。

月が人間に与える影響として、よく出てくるのが満月になると月の引力が高まり、体内にある水分(血液も含めて)も引力によって潮汐が起こるので気分が高揚する、とかいう説。 続きを読む 月の潮汐力は人間の身体に影響を及ぼす?

新月は人類繁殖の時期だった?

闇夜を照らす月相と女性の月経がなぜか28日前後の周期でシンクロしているという話、仮説の続きです。

食物を獲ってくるのは男の仕事。

つまり満月の夜こそ狩猟のチャンスなので男たちはこぞって狩猟に出かけます。

逆に夜の闇が真っ暗になる新月は夜行性の捕食動物から女性や子供を守らなければなりませんから居住区に滞在します。

もうお分かりですね。

男たちが居住区にいる新月に生殖活動を行い、男たちが狩猟に出かけて居住区にいない満月に生理が来れば生殖に最適なサイクルが生まれるのです。 続きを読む 新月は人類繁殖の時期だった?

25万年前までさかのぼってみる

太陽には及ばないものの、生物の繁殖には大きな影響を及ぼしているのが月、その例のひとつとして女性の月経を上げました。

月経と月相が約28日周期でシンクロしていますが、それについては現在のところ、解明されていません。

したがって仮説を立てることはできます。

現在、夜は電気の力によって闇から解放され、男女間の受精は時を問わずして行うことができます。

食物も世界的に見て一部の地域以外は生産者と消費者が分離され、安定した供給が行われています。 続きを読む 25万年前までさかのぼってみる

猫とツキと干支の性格

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