幼児が一筆書きで最初に覚えるのが五芒星(英語ではペンタグラム)であるのも興味深い点ですね。
この五芒星、時計回りに隣り合っている同士が陽の相生(そうせい)、直線で結ばれている同士が陰の相剋(そうこく)となります。
相生とは時計回りの順でお互いを生み出していく関係です。
1.頂点にある木は火によって燃えることを木生火(もくしょうか)という。
2.物が燃えれば灰になり、灰が土に還ることを火生土(かしょうど)という。 続きを読む 五芒星の時計回りは順に生み出していく関係
幼児が一筆書きで最初に覚えるのが五芒星(英語ではペンタグラム)であるのも興味深い点ですね。
この五芒星、時計回りに隣り合っている同士が陽の相生(そうせい)、直線で結ばれている同士が陰の相剋(そうこく)となります。
相生とは時計回りの順でお互いを生み出していく関係です。
1.頂点にある木は火によって燃えることを木生火(もくしょうか)という。
2.物が燃えれば灰になり、灰が土に還ることを火生土(かしょうど)という。 続きを読む 五芒星の時計回りは順に生み出していく関係
五芒星は美しい図形とされる黄金比を含んでいることが特徴です。
世界中を見ると、五芒星を使ったのは五行思想が最初というわけではなく、すでに紀元前3000年頃のメソポタミア書物にはUB(ウブ)という名称で使われていました。
古代バビロニアでは形成される三角形のそれぞれの頂点に木星、水星、土星、火星、そして地母神イシュタルの現れとされた金星を対応させ、古代エジプトでは五芒星を逆さまにすることで女性の子宮を表しました。 続きを読む 世界中で同時多発的に生まれた五芒星
五行思想は陰陽思想の成立が前提となっており、二元的要素をさらに細分化した考え方です。
最初に混沌から天と地、陰陽が対極化した後の世界観ですね。
その順序は以下のようになります。
1.混沌から天と地の陰陽が誕生した後、陰の中でとくに冷たい部分が北に移動して水行が生じた。
2.次いで陽の中でとくに熱い部分が南に移動して火行が生じた。 続きを読む 混沌から生まれた天と地の次に五行が発生
陰陽思想の始まりは、混沌の中から光が生まれ、天が形成されて陽となり、暗闇が降りて大地を形成、陰となりました。
この二元化で森羅万象の形成消滅と循環を考えるのが陰陽思想の基本。
しかし世の中、光と闇、天と地だけでなく他のものでも形成消滅と循環が起きると考えたのが五行思想。
天と地以外の基本的要素、エレメントは木、火、土、金、水の5つ。 続きを読む 戦国時代の陰陽家によって生まれた五行思想
陰陽思想は森羅万象の生成消滅に関する考え方ですが、これを占術に使ったのが八卦。
八卦は爻(こう)と呼ばれる「ー」と「- -」という2つの記号で構成されており、これを上下3本組み合わせたものが三爻、すべてを組み合わせると8種類になることから八卦と呼ばれています。
八卦占いを見ていると、箸のような棒には2つの記号、長い横棒の陽爻、短くて間のある横棒の陰爻が描かれています。
これをジャラジャラとかき混ぜて、出てきた棒の記号の組み合わせで事象を予測するわけですね。 続きを読む 現代の最先端に通ずる八卦の組み合わせ