もうひとつのマーフィーの法則

1990年代に一部で流行したカルト的な書籍として「マーフィーの法則」があります。

いえいえ、こちらはジョセフ・マーフィー氏の「マーフィー 運命の法則」といった自己啓発書ではなく、もっと自虐的な内容で、一切関係がありません。

英文におけるタイトルは、

『Murphy’s Law and Other Reasons Why Things Go Wrong』で、

マーフィーの法則における間違った方法の他の理由、というような複雑なタイトルです。

一文を紹介するとこんな感じです。 続きを読む もうひとつのマーフィーの法則

潜在意識という経験値の量を増やす

Gショックを開発した伊部菊雄さんの例は成功という結果を導きましたが、もちろん、ひらめきのないまま研究が頓挫した例はいくらでもあります。

天才的なバッターでも10回打席に入ったうち、3回ヒットを打てたらチームの中心打者になれますし、豪速球を投げるピッチャーが毎試合、完封できるわけではありません。

潜在意識、つまり経験値を活用したところですべてがうまくいくとは限らないのです。

むしろ失敗する方が多い、と考えた方がいいでしょう。

その失敗をどう捉えるか、それが潜在意識という経験値の量を増やすことに繋がるわけですね。 続きを読む 潜在意識という経験値の量を増やす

Gショックが生まれた瞬間

経験値、つまり潜在意識が無意識状態で活躍するのはスポーツの現場だけではありません。

体育会系ではなく、発明家や研究者、芸術活動を行っている文化系の人でも活用されています。

カシオが販売している衝撃に強い腕時計、Gショックは世界的に大ヒットしていますが、この開発秘話はいかにも研究者らしいエピソードです。

Gショックの基礎を開発したのはカシオに在籍している伊部菊雄さん。

開発のきっかけは社内提案の義務から「落としても壊れない丈夫な時計」と、たった1行書いた企画書からでした。 続きを読む Gショックが生まれた瞬間

経験値が高いと応用が可能

運動神経がいい、というセンテンスは日常的に使われています。

スポーツが上手にできる人へよく使われるセンテンスですが、運動神経という特定の神経系統はなく、運動を支配する筋肉や骨格の動きは小脳や脳幹から出される統合的な指令によって果たされます。

では、なぜ運動において神経系統の差が生まれるのでしょうか?

野球をやってもバスケットをしても、サッカーをしても上手な人って必ずいますよね。

あるいは何種類もの格闘技で活躍する人もいます。 続きを読む 経験値が高いと応用が可能

無意識のうちにできる行動

『無意識』=潜在意識を経験値と置き換えることができる理由をもっと簡単に説明しましょう。

朝、起きてからパジャマを脱ぐ時、ボタンを外して右手を抜き、上着を脱いでから下着にとりかかる、などと顕在意識で考えながら行う人はほとんどいないでしょう。

朝、ご飯を食べる時に箸をどうやって持って何をつまんで(もちろん好物の料理が並んでいたら選択に迷いますが)どのように口へ運ぶか、なんて考える人もいませんよね。

でも、寝る時は浴衣しか着ない、という人やパジャマを着ない、という習慣の人はどうですか? 続きを読む 無意識のうちにできる行動

猫とツキと干支の性格

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