Gショックが生まれた瞬間

経験値、つまり潜在意識が無意識状態で活躍するのはスポーツの現場だけではありません。

体育会系ではなく、発明家や研究者、芸術活動を行っている文化系の人でも活用されています。

カシオが販売している衝撃に強い腕時計、Gショックは世界的に大ヒットしていますが、この開発秘話はいかにも研究者らしいエピソードです。

Gショックの基礎を開発したのはカシオに在籍している伊部菊雄さん。

開発のきっかけは社内提案の義務から「落としても壊れない丈夫な時計」と、たった1行書いた企画書からでした。

スポンサーリンク

その企画書が通ってしまったために伊部さんは毎日、壊れない時計を作るために時計を壊し続けたのですが、さすがにこれ以上壊すくらいなら会社を辞めよう、と自分を追い込んだそうです。

辞表をどうやって書こうかと悩みながら公園のベンチでボール遊びをしている子供を眺めていたら、ふと、伊部さんの頭の中にひらめきがありました。

それはボールの中に時計が浮いているイメージです。

これが決定的な解決策となり、落としても壊れない『5段階衝撃吸収構造+点接触の心臓部浮遊構造』が出来上がりました。

潜在意識が活用された好例でしょう。

伊部さんが毎日、落としても壊れない時計を考え、時計を壊し続けた経験値があったからこそ、情報の応用から新しい考えが生まれたといえます。

関連記事(一部広告含む):