縁結び神社!二拝二拍手一拝の意味

縁結び祈願を行うなら、出雲大社に関わらず祀られている神様への儀式はきちんと行った方がいいですね。

二拝二拍手一拝を間違えると、神様への交信ができない、とかおバカなことを書いてあるところもありますが(そんなおバカを信用する人もいないとは思いますが)、儀式を行うことで祈願を自分に強く刻みつけられることは間違いありません。

そもそも、この二拝二拍手一拝は神様への祈願伝達方法ではなく、神様への崇拝を表す儀式です。

神社は日本の神道信仰から生まれたものであり、神道の流儀に沿った神様へ拝する具体的作法と考えればいいでしょう。

拍手、と書きますが、かしわで、と読みます。 続きを読む 縁結び神社!二拝二拍手一拝の意味

縁結び神社!五頭龍が弁天様に恋をして

湘南の縁結びパワースポットとして注目されている江島神社には、カップルで鳴らすと恋愛感情が深まる「龍恋の鐘」があります。

龍が恋した相手は当然、弁財天ですね。

昔むかしの話、鎌倉には五頭龍が住み、悪行を重ねて住民を苦しめていました。

その悪行を見かねて表れたのが弁財天ですが、その美しさに五頭龍は弁財天を妻に娶りたいと願い出ますが、そのためには悪行を止め、住民の役立つことをしなければ妻にならない、と弁財天は言います。

五頭龍は弁財天を妻にしたいばかりに弁財天の言いつけを守ると、弁財天は約束を守って妻になりましたが、善行を積むごとに霊力を失った五頭龍はやがて海を離れ、山に姿を変えたといいます。 続きを読む 縁結び神社!五頭龍が弁天様に恋をして

縁結び神社!江島神社に作られた龍恋の鐘

京都から場所は一転して神奈川県の江ノ島に行きましょう。

この江ノ島には弁財天を御祭神とする江島神社があります。

弁財天、元を辿るとヒンドゥー教の女神、サラスヴァティーで仏教の守護神ですね。

それが大黒と共に日本の七福神信仰に取り入れられ、弁天様とか弁財天になり、財宝の神様と崇められたことから江戸時代、江戸から近い距離にあったため、江ノ島詣が盛んに行われた経緯があります。

これ、まったく縁結びに関係ありませんよね。

大黒が大国主と同一視されたように、弁財天も市杵嶋姫命(イチキシマヒメ)と同一視されています。 続きを読む 縁結び神社!江島神社に作られた龍恋の鐘

縁結び神社!嫉妬深くて醜女の山の神

日本には八百万の神がいて、山には山の神がいます。

猟師や木樵(きこり)、炭焼きなど山から生活の糧を得る山民は山の神を崇拝しますが、山の神は山の資産を山民に生活の糧として与えることから多産系の女性神として崇められています。

この山の神、日本神話に出てくる山の神とは別で、女性神であることから出産、月経の穢れを嫌うという説、また醜女であるという理由から自分よりも美しい女声が山に入ると嫉妬で荒れ狂うという説もあり、永く女性が山民の祭りには参加できなかったという経緯があります。

また山民は山の神を怒らせないよう、山に入る時はヒゲを剃って身なりを整え、山から降りて女性のいる社会に戻る時は山の神を嫉妬させないようにヒゲだらけの汚い格好になっておりるという風習、さらに山の神は自分より醜いものを見ると喜ぶから醜い表情のオコゼを山の神に供える風習もありました。

さて、ここで再度、磐長姫命にご登場願いましょう。 続きを読む 縁結び神社!嫉妬深くて醜女の山の神

縁結び神社!なんと健気なイワナガヒメ

京都の貴船神社は本来、水を司る神社ですが、中宮に磐長姫命が祀られていることから縁結びのパワースポットになりました。

その磐長姫命、妹の木花咲耶姫と共に瓊瓊杵尊へ差し出されましたが、なんとこの男、磐長姫命がブスだから、という理由だけで父親、大山津見神に送り返されてしまいます。

ヒドイ男ですね。

2柱の娘を差し出す父親も父親だ、という声が聞こえそうですが、大山津見神には2柱の娘を差し出す理由がありました。

「私が二人の娘を一緒にさし上げたのは磐長姫命を妻にすれば瓊瓊杵尊の命は岩のように(磐の字が岩の意味ですね)永遠のものとなり、木花咲耶姫を妻にすれば樹の花が咲くように繁栄するだろうと誓約を立てたからだ、木花咲耶姫だけを妻にすれば瓊瓊杵尊の命は樹の花のようにはかなくなるだろう」と告げます。 続きを読む 縁結び神社!なんと健気なイワナガヒメ

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