視覚サイズは同じに見える太陽と月

太陽の絶対的存在に比べると、月は神秘的で蠱惑的な雰囲気に満ちています。

信仰や神話の世界では太陽と対の存在となって登場、日本神話の月読尊(ツクヨミ)は天照大御神と同時に誕生、ギリシャ神話のアルテミスは太陽の神アポロンと双子ですし、旧約聖書の天地創造では4日目に神が空の中に2つの大いなる光、太陽と月を作り上げてそれぞれに昼と夜を司らせた、という記述があります。

実際のところ、地球は自転していて月は地球の回りを公転しており、地球は太陽の回りを公転しているので日中でも太陽の光に隠れているだけなのですが、地球からの太陽と月の視覚サイズはほぼ同じ。 続きを読む 視覚サイズは同じに見える太陽と月

太陽の光を受けて姿を変える月の神秘

太陽と月。

どちらも天体で一際輝く恒星と衛星だけに、古来、この2つの星は自然に恵みを与えてくれると同時に神秘的で信仰の対象でもありました。

太陽は絶対的な存在、もはや神です。

インカ帝国では天の序列の1番目としてインティという名称で神格化、エジプト神話ではハヤブサの頭を持つもっとも重要な神であるラーとなり、日本では民族の総氏神、天照大御神となって崇められています。

一方の月。もちろん太陽と同じように信仰や神話の対象ではありますが、太陽ほどの絶対的力を感じさせません。 続きを読む 太陽の光を受けて姿を変える月の神秘

もうちょっと猫全体のことを考えませんか?猫の謎

我が家には、黒猫シャーロックの他に虎猫の雌クーさんがいます。

まったく私には懐いてくれず、妻にべったりです。

それでも可愛いと思うのは私、意外とツンデレ好きだからでしょうか?

しかし、これまでの人生でツンデレさんから好きと言われたことがないので、本当の意味のツンデレを知りません。

ちょっと残念です。二匹ともノラでした。

縁あって我が家に来たのですが、私の住んでいる町にはまだ多くのノラがいます。 続きを読む もうちょっと猫全体のことを考えませんか?猫の謎

レイモンド・チャンドラーと黒猫「タキ」

作家と黒猫、次に取り上げるのはレイモンド・チャンドラーです。

ロスの探偵、フィリップ・マーロウを主人公にした一連の小説を書いた作家ですね。

チャンドラーの名前を知らなくても「タフじゃなくては生きていけない。やさしくなくては生きている資格はない」(生島治郎訳)という名台詞を聞いたことがあるでしょう。

If I wasn’t hard, I wouldn’t be alive. If I couldn’t ever be gentle, I wouldn’t deserve to be alive.

この名台詞に関しては、いろいろな作家が些細な点について異なる翻訳をしているので、上記が原文となるので、些細な点を気にする人は自分で翻訳してくださいね。 続きを読む レイモンド・チャンドラーと黒猫「タキ」

夏目漱石と名前のない黒猫

話題を変えましょう。黒猫と作家の話です。

夏目漱石の処女小説「吾輩は猫である」の主人公、吾輩の毛色は淡灰色の斑入りとなっていますが、モデルとなったのは漱石37歳の時、夏目家に迷い込んできたノラの黒猫というのが定説です。

迷い込んでは猫嫌いの鏡子夫人につまみ出されますが、その度に戻ってきます。

ある日、出入りしている按摩のおばあさんが黒猫を見て、「この猫は足の爪まで黒うございますから、珍しい福猫でございますよ。飼っておおきになるとお家が繁盛します」と進言したことから漱石が飼おうと決意、夏目家の住人になり、「吾輩は猫である」の主人公になりました。 続きを読む 夏目漱石と名前のない黒猫

猫とツキと干支の性格

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