年賀状に描く干支。
春の到来を告げる立春。
うなぎを食べたくなる土用の丑の日。
ちょっと難しいけれど丙午の女性とは結婚するな、という謂れ。
日本の日常生活の中には、西暦にない時間の読み方が存在しており、それらにはすべて独自の意味を持っています。 続きを読む 日常生活で何気に使っている陰陽五行思想
年賀状に描く干支。
春の到来を告げる立春。
うなぎを食べたくなる土用の丑の日。
ちょっと難しいけれど丙午の女性とは結婚するな、という謂れ。
日本の日常生活の中には、西暦にない時間の読み方が存在しており、それらにはすべて独自の意味を持っています。 続きを読む 日常生活で何気に使っている陰陽五行思想
六壬神課(りくじんしんか)は天文と干支術それに時刻を組み合わせた占術で、主に式盤を使用します。
式盤は天盤と呼ばれる円形と地盤と呼ばれる四角形が組み合わせられており、天盤は中央に北斗七星、その周囲に西洋占星術の黄道十二宮に対応する十二神や十二天将などが記載されています。
地盤には十干十二支や四隅の門、それに対応する八卦などが記載されています。
占う時刻に合わせて天盤を回し、地盤と組み合わせるのですが、その手順はとても複雑です。 続きを読む 式盤占いの根本は陰陽五行思想
安倍晴明と道摩法師のライバル対決は「三国相伝宣明暦経註(さんごくそうでんせんみょうれきけいちゅう)」の一節、「晴明朝臣入唐伝(せいめいみそんにっとうでん)」に出てくる逸話です。
道摩法師のイメージを「悪」と植え付けた逸話で、以後、道摩法師は正義の安倍晴明に対して「悪」の対極として扱われるようになりました。
もっとも、晴明朝臣入唐伝の逸話は道摩法師を悪の象徴として描くことが目的ではなく、金烏玉兎集は陰陽道における重要な秘書なので軽い気持ちや怨念で書を開くのは死に値する、という警告とともに金烏玉兎集の秘密性や神秘性を高めることが目的でした。 続きを読む 秘伝の書はアマゾンで買うことが可能
秘書、金烏玉兎集を巡って弟子の道摩法師に首を刎ねられたしまった安倍晴明の続きです。
ここで登場するのが安倍晴明の師匠、伯道上人。
はるか唐の地で金烏玉兎集が道摩法師の手に渡り、弟子の安倍晴明が殺害されたことを察知した伯道上人、日本に渡ってくると安倍晴明の骨を拾い集め、術を使って蘇生させます。
安倍晴明ってゾンビだったんですね。
知らなかった…。 続きを読む そして道摩法師も首を刎ねられる
安倍晴明の秘書、といっても流行りの頭が禿げた男性とか金髪タイトスーツの女性とかではなく、秘密の書という意味ですからお間違えなく。
「金烏玉兎集(きんうぎょくとしゅう)」とは、天竺で文殊菩薩による書物が伯道上人に伝えられ、その後、吉備真備を経て安倍晴明に渡った貴重な書物。
安倍晴明をなんとか追い落そうとする道摩法師、この秘書の存在を知ってしまいます。
そして安倍晴明が師匠である伯道上人のところへ修行に行っている間、安倍晴明の妻である梨子と不義密通を重ね、梨子との仲を親密にすると金烏玉兎集の在処を聞き出してしまいます。 続きを読む 安倍晴明の首を刎ねた道摩法師