日常生活で何気に使っている陰陽五行思想

年賀状に描く干支。

春の到来を告げる立春。

うなぎを食べたくなる土用の丑の日。

ちょっと難しいけれど丙午の女性とは結婚するな、という謂れ。

日本の日常生活の中には、西暦にない時間の読み方が存在しており、それらにはすべて独自の意味を持っています。

その意味を知らなくても自分の干支は誰でも知っていますし、立春や立秋は必ずニュースで報道され、土用の丑の日になればスーパーマーケットにうなぎが並ぶのを目にしているはず。

これらはすべて陰陽思想と五行思想が組み合わせられた陰陽五行思想が元になっています。

1年を365.25日に計算したユリウス暦、それを訂正したグレゴリオ暦も当時の天文学と数学のレベルの高さが推察できますが、中国における陰陽五行思想はそれらに加え、万物の成り立ちを思想として組みいれたことが驚異的であり、今なお、通用している所以でもあります。

陰陽五行思想、かなり複雑ですが基本的なところを覚えておけば、あとは組み合わせだけなのでそれほど難しくなく理解できるでしょう。

根本にあるのは陰陽思想、これに五行思想が加わり、十干十二支が完成します。

まずは分かりやすいところ、陰陽思想について次項から説明します。

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