利を与えず、自分に利をもたらすことは出来ない

Yカントリーというゴルフ場の評判はよくない。というのは、会員が込みすき、サービスが悪いというのがその理由である。前の人がつかえているため、自分の打つタイミングになかなかならず、イライラする、と休日会員は特にぼやくのである。

にもかかわらず、Yカントリーの会員券はよく売れるし、経営会社はこの他に十数か所のカントリーを所有しているが、その運営状態は良好である。その理由は簡単だ。それは会員券が安いからである。安いものには、人はむらがり寄る。これは一つの真理である。

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一方、東京一高いと自称するFという寿司屋がある。ここも毎晩なかなかの盛況である。なせか?それは、客に優越心を満足させるからである。金のかかった設備。厳選されたタネ。お客を王様の気分にさせるサービスぶり。客の自己重要感は、この高い寿司屋に行ったと人に話すだけでも高められるのである。

この二者に共通するものがある。それは両者とも、客に利を供しているという点である。すなわち、前者は形ある利「安価」を、後者は形なき利「優越的快感」を・・。人は自分に快感を生じさせてくれるものに魅きつけられて行き、しばしばその代償に、おカネを支払うのである。

しかるに、この世の中には、利を人に与えずして、自分ばかり利を得ようとして、やっきになっている人々が何と多いことか!数十万円もする健康器具あるいは児童教材、その原価は一万円そこそこのものを、言葉巧みに人に売りつける人がいる。これらの人に人心は魅きつけられるであろうか?否である。その金額に比し、その実利はあまりにも小さい。人々はがっかりし、結果ツキは彼から去って行ってしまう。

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