顕在意識があるからこそ潜在意識を活用できる

『成功』した著名人のコメントを引用して潜在意識の有効性を説くのはとても簡単なことですし、確かに手法として正解でもあります。

しかし、成功例からの引用は100%のように思えますが、問題の立脚点から見れば成功例の確率はいったい何%になるのでしょう?

小学校卒業の寄せ書きに、「プロのサッカー選手になりたい!」と書いた人が何人いて、そのうち何割がプロ選手に、そして何割がTV中継に映る選手になれたのでしょうか?

華やかなスポットライトを浴びてにこやかにサインをする大スターに憧れ、その夢を描く人が具体的な行動を起こしながらも、そのなかの何人が大スターになれたのでしょうか?

大スターやプロのスポーツ選手といったメジャー級だけではありませんね。

もっと身近な『成功』例でも、その水面下には累々とした屍が存在しています。

受験もそのひとつですし、就職活動、恋愛、結婚にも当てはまります。

もちろん、日々の仕事のなかにも。

スタート地点は同じでもゴールに辿り着けるか否か、そこに必要なのは『無意識』=潜在意識ではなく、つねに覚醒した顕在意識であり、その顕在意識を風化させることなく毎日ピカピカに磨いてこそ、『無意識』=潜在意識が活用できるようになるのです。

まだまだゴールは遠いですけれどね。

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