憧れは放置すればサビつくもの

子供の頃は誰でも憧れの職業があるものです。

あるいは存在と言ってもいいでしょう。

心当たり、ありますよね。

ヒーローになりたいとか。

でも、いつしかその想いは風化されると同時に思い出話が始まった時は酒の肴になって恥ずかしい気持ちや笑いを誘ったりしていませんか?

憧れも放っておけばサビついてしまいます。

ウルトラマンになれなかったのは、3分間しかヒーローになれないし、いくら怪獣を倒しても次から次へと出てくるし、怪獣が本当に悪者なのか疑問を抱くこともあったし、怪獣を倒すという名目でこんなに街を破壊しちゃっていいのか、とか、なんでこれだけ怪獣を倒しているのに報酬がないんだ、とか、人間に感謝の気持ちはないのか、なんて、あれこれヒーローの大変さを思い浮かべて、諦めちゃったからでしょう?

もちろん、ウルトラマンはそんな疑問や不満を漏らさず、今日も怪獣をやっつけています。

自分ができなかったことを、当たり前のように淡々と、途中、怪獣にやられそうになるという予定調和を踏まえて、誰もが納得する結果を残してM78星雲に帰っていきます。

憧れをサビつかせない方法、それは諦めないこと。

憧れを手にした人は、たとえ途中で疑問や不満を抱いたとしても、憧れの存在だけは揺るぎないものに確立できた人なのです。

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