平均回帰と確率の収束

平均回帰、または確率の収束。

厳密に言うと両方ともかなり複雑なので、『ツキ』や『運』に限って言うことはできませんが、少なくとも人生においては意味を広く浅く捉えれば活用することもできます。

平均回帰においては、

◯平均値から大きく離れた偏差の事象(高いギャンブル性)ほど平均値に戻りやすい

◯平均値に近い偏差の事象(スキルの介在)は連続性が認められるものの、事象によって上がった平均値を継続するためにはスキルを上げる必要がある

確率の収束においては、

◯個人の絶対条件の中では『ツキ』も『不運』も平均値の偏りでしかないため、人生の中では同じ割合で発生している

◯相対的条件の中では同じ年齢であれば偏りが大きくても小さくても、同じ数だけ『ツキ』と『不運』が発生している

以上のようなことが言えます。

『ツキ』で人生が大きく変わることはありません。

『ツキ』が人生に及ぼす影響はほんの僅かなのです。

これは同時に『不運』にも言えることです。

「宝くじは買わなきゃ当たらない」と言いますが、買っても当たらないのが宝くじなのです。

もちろんギャンブルとしての楽しみを否定するわけではありませんが、漠然と『ツキ』を求める人は、けっして良い結果を招く、つまり『ツキ』が大挙して押し寄せてくる、などと思わないようにしてくださいね。

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