3ポイントシュートは平均値からの偏差が少ない

前項で紹介した山口県高校総体のバスケットボール決勝、徳山商工の逆転優勝はゼッケン9の3ポイントシュートがブザービーターとなって決まりました。

この3ポイントシュート、ゼッケン9にとっては偏差が高いシュートだったことは間違いありません。

というより、なにしろ高校総体は3年間しか経験できず、決勝は当然3回、そのうち残り1秒を切っている状況というのは平均値が存在しないため、高い偏差というより唯一無二と言うべきですね。

しかし、ゼッケン9の3ポイントシュートとしては平均値があります。

確実な統計を取ったわけではありませんが、映像を見る限り、ゼッケン9の3ポイントシュートは平均値からの偏差が高いどころか、極端に偏差が少ないと思わせるフォームから放たれています。

つまり何千回、何万回練習した3ポイントシュートのひとつでしか過ぎないわけです。

シュートは必ず入るわけではないので、確率が生じるため『ツキ』の要素が含まれます。

実際、逆転劇を演出した3ポイントシュートもシュートの速度やゴールに当たった角度が最適であったためにポイントにつながったわけで、わずかにそれらがズレていただけで逆転劇は起きなかったわけですから『ツイ』ていた、とも言えますが、そのズレを見れば偏差が少ないことは誰にでも分かることでしょう。

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