平均値に回帰する法則

前項に出てきた「待ちぼうけ」の農民を見ると、宝くじに当たりながらその後、全財産を失う人たちに被って心が痛みます。

なぜ、誰もこの農民に『平均回帰』を教えなかったのでしょうか?

平均回帰、とは事例や実験の平均値より高い数値が出ることはあっても、その数値は次に測った時、平均値に近づくことを表す言葉です。

平均回帰における有名な事例は、身長の高い父親を持つ息子は比較的身長は高いものの、父親に比べると世の中全体の身長平均値に近くなります。

また中間テストで高得点を出した生徒は期末テストでも高得点を上げる確率が高いものの、中間テストより平均値に近い成績となります。

身長に関しては父親が遺伝子的な突発現象を受けたことで(つまり『ツキ』ですね)父親だけが高い身長になり、息子は父親の遺伝子を引き継いでいるものの、突発現象(『ツキ』がなかったわけです)がないので平均値に近くなりました。

中間テストで高得点になった理由は生徒が得意としていた問題が多かった(『つまり『運が良かった』わけです)からで、期末テストが平均値に近かったのは得意としている問題量が普通だったから(普通の『運』だったわけです)です。

平均回帰はスキルが影響しない事象ほど、平均値に戻る確率が高くなります。

つまり、切り株にぶつかるうさぎも、宝くじもスキルが影響しない事象なので、2回目は滅多にないこと、なのです。

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