「占いの話」カテゴリーアーカイブ

下弦の人はクールな性格

月相(月齢)による占いの性格判断、続けますね。

では望、満月を月相に持つ人です。

「華やかな雰囲気を持っていて、人の中心に立つ人気者の性格です。

ただし、その分、自己中心的で自意識過剰の部分もあります。

プライドの高さやライバル心をコントロールできるようになれば、人前に立つ職業でも十分に通用します」とのこと。

続いて下弦、行きましょう。 続きを読む 下弦の人はクールな性格

月経が月相と同じサイクルであるという事実

太陽はその熱と光で地球の自然(人間を含めて)を作り出します。

一方の月はそれほどまで自然に影響しません。

この辺りの力関係が神話や信仰における絶対的権力神とそれに従属する神という立場を作り出していると言えます。

けれど月、意外なほど地球にも影響を与えているし、とくに生物の繁殖には太陽も及ばない力を発揮しています。

たとえば女性の月経。

月経は霊長類だけの現象で、犬や牛など一部の動物では出血が見られますが、これは子宮粘膜の剥離ではなく子宮内膜の充血によるものです。 続きを読む 月経が月相と同じサイクルであるという事実

25万年前までさかのぼってみる

太陽には及ばないものの、生物の繁殖には大きな影響を及ぼしているのが月、その例のひとつとして女性の月経を上げました。

月経と月相が約28日周期でシンクロしていますが、それについては現在のところ、解明されていません。

したがって仮説を立てることはできます。

現在、夜は電気の力によって闇から解放され、男女間の受精は時を問わずして行うことができます。

食物も世界的に見て一部の地域以外は生産者と消費者が分離され、安定した供給が行われています。 続きを読む 25万年前までさかのぼってみる

新月は人類繁殖の時期だった?

闇夜を照らす月相と女性の月経がなぜか28日前後の周期でシンクロしているという話、仮説の続きです。

食物を獲ってくるのは男の仕事。

つまり満月の夜こそ狩猟のチャンスなので男たちはこぞって狩猟に出かけます。

逆に夜の闇が真っ暗になる新月は夜行性の捕食動物から女性や子供を守らなければなりませんから居住区に滞在します。

もうお分かりですね。

男たちが居住区にいる新月に生殖活動を行い、男たちが狩猟に出かけて居住区にいない満月に生理が来れば生殖に最適なサイクルが生まれるのです。 続きを読む 新月は人類繁殖の時期だった?

月の潮汐力は人間の身体に影響を及ぼす?

海や湖では潮汐が見られます。

潮の満引きのことですが、これは半日周期で起こるので本来、朝の満引きを潮と呼び、夕方の満引きを汐と呼びます。

潮汐を引き起こす要因のひとつは地球の自転、もうひとつは月の引力です。

仕組みはちょっと難しいし、ここでは必要ないので省きますね。

月が人間に与える影響として、よく出てくるのが満月になると月の引力が高まり、体内にある水分(血液も含めて)も引力によって潮汐が起こるので気分が高揚する、とかいう説。 続きを読む 月の潮汐力は人間の身体に影響を及ぼす?

沖縄のオカガニが産卵する時

満月の夜の不思議なこと、といえば、やっぱり海洋生物の産卵でしょう。

とくにサンゴの産卵は有名ですが、なぜ5~9月の満月の夜に限って産卵するのかは解明されていませんが、水族館の水槽の中でも満月の夜に産卵するといいます。

サンゴだけでなくカニも満月の夜、産卵の行動を起こします。

たとえば沖縄に生息するオカガニ。

名前が示すように成長すると海から陸に上がり、海岸近くの樹木の下に穴を掘って生息しますが、サンゴと同じく5~10月になると産卵のために一斉に海に戻ります。 続きを読む 沖縄のオカガニが産卵する時

ヨーロッパで呼ばれる月を表すルナの意味

月は太陽のように自然へ大きな恵みをもたらすわけではありませんが、生物の生殖活動に大きな影響を及ぼすことを前項で紹介しました。

この事実から月は女性的神として崇められるようになったともいいます。

ただし、その一方で月の光が動物の精神に影響を与えることは古くから信じられていたことで、その痕跡は今にも生きており、また真剣に月相と精神の関係を調べている機関もあります。

たとえば月は英語でMoonですが、Lunaも時折、使われることがあります。

英語のLunaはラテン語のLu-neに由来しており、フランス語ではLuneとなってそれぞれ月を表しています。 続きを読む ヨーロッパで呼ばれる月を表すルナの意味

満月の夜の事実

満月の夜は犯罪が多い、というのは定説のようで、世界中の警察官にインタビューすると必ず満月の夜は忙しいとの答えが返ってきます。

因果関係は分かっていませんが、実際に統計を取っている警察もあり、アメリカのシンシナティ州では満月時になると強姦やひったくり、強盗、家庭内暴力、さらには酒乱にいたるまで増加の傾向にあるといいます(家庭内暴力や酒乱といってもアメリカの場合、すぐに拳銃とかライフルとか持ち出すので、警官も大変です)。

カナダでは女性の精神外来患者を調べたら自傷行為に月相の周期が大きく関わっていたと発表、またテキサス州では精神病院への入院数は新月よりも満月の時の方が増加すると発表しています。 続きを読む 満月の夜の事実

日本における月相と交通事故の因果関係

全国の高速道路警察隊から10年間、およそ600万件のデータから調査した結果を見ると、月が新月と満月の時、死亡事故を起こすほどの大事故は多発、上弦と下弦の時は軽度の事故が多発するといった内容で、事故の種類と月相には何かしらの因果関係があるとしています。

もちろん、この調査は警察の公式発表ではなく、高速道路警察隊の個人が調査した結果によるものですが、数値上、はっきりとその事実が判明しているところに興味が引かれます。

因果関係の理由としては、新月と満月になると人間は緊張状態に陥りやすく、攻撃的になることから信号無視、スピードの出し過ぎ、無謀運転をすることから大事故につながり、上弦と下弦になると人間は弛緩状態に変わるので、注意力が散漫となって軽度の事故を起こしやすくなる、とか。 続きを読む 日本における月相と交通事故の因果関係

満月は犬にも大きな影響を与えている

月相による光、とくに満月は人間だけでなく犬にも大きな影響を与えているようです。

場所はアウトドアライフが盛んで自然の環境をとても大切にしている国、ニュージーランド。

ニュージーランドは日本の本州程度の国土しかありませんが、人口も少なく約430万人程度しか住んでおらず、人よりも羊の方が確実に多い国なので、オークランドやクライストチャーチでも少し郊外に出れば広々とした敷地の家に住むことができます。

広々とした敷地があれば当然、犬を野放しで飼いたくなりますが、ニュージーランドのペットショップに置かれているカレンダーの多くに月相が表記されています。 続きを読む 満月は犬にも大きな影響を与えている

「月に吠える」の中の一篇

犬が月に吠えれば人間も月に吠えます。

吠えた人、萩原朔太郎ですね。

大正時代に口語象徴詩や抒情詩の新領域を開拓、近代詩の礎を築いた詩人で、第一詩集となった「月に吠える」は森鴎外から絶賛されました。

理屈より実物、とにかく「月に吠える」から、「悲しい月夜」を紹介しましょう。

ぬすつと犬めが、

くさつた波止場の月に吠えてゐる。 続きを読む 「月に吠える」の中の一篇

ミステリアスな「月に囚われた男」

月にまつわるミステリアスな物語は竹取物語(かぐや姫ですね:世界最古のSFなんて言われています)を始めとしていくつもありますが、あまり注目されてはいないけれど秀逸だったのが、2009年イギリスで製作された「月に囚われていた男(原題はそのものズバリMoonです)」でしょう。

「2001年宇宙の旅」や「エイリアン」といった60~80年代SF傑作映画のオマージュ的要素を盛り込みつつ、科学の進んだ現代のテーマに焦点を当てているところに、この映画の面白さがあり、月のミステリアスな雰囲気にぴったりのスリラー的内容となっています。

ちょっとだけストーリーを説明すると、核燃料生産企業の「ルナ産業」は月で宇宙資源エネルギーのヘリウム3採掘を行っており、その掘削作業現場がある月の裏側で、主人公のサム・ベルはたった1人で現場監督をしています。 続きを読む ミステリアスな「月に囚われた男」