「趣味人倶楽部」カテゴリーアーカイブ

類似発明が見つかれば、むしろ、それを利用する!アイデアを売り込む

「類似調査」にしても、すべてのものを調べ尽くすことはできないが、まず、「通販雑誌」に似たような商品がないか、見てみるくらいのことはできる。もし、似たような商品があった場合、その商品のカタログなりパンフレットを送ってもらい、さらに詳細を知ることはできそうだ。

もう一つの類似調査方法としては、「百貨店(デパート)などの同分野コーナー」を実際に見て回る方法がある。小物発明の類似商品調査としては、この「通販」と「デパート」を活用するくらいで十分だろう。その次は、特許の先願調査をする。

特許の先願調査をしていて、似たものが見つかった場合は、むしろ、「この類似発明の内容を参考にしてやろう」ぐらいの気持ちで前向きに利用することを考えるべきだ。 続きを読む 類似発明が見つかれば、むしろ、それを利用する!アイデアを売り込む

改良の改良が小物発明の精神!アイデアを売り込む

人間は、発明の積み重ねによって、生活を便利で快適なものにしてきた。人類の辿ってきた道は、まさに発見と発明の歴史でもある。今後も、こうした発明の連続が、文明をますます発展させていくのだろう。

といっても、我々の時代における発明とは、過去に発明されたものを基にして、それらを応用したり、改良したものが、ほとんどである。基礎的な原理や構造の発明は、もうほとんど出尽くしたとみる学者もいるようだ。たしかに、技術的(構造的)に、まったく新しい原理の発明が、今後も生み出されていくと考えるのは、なかなか難しいことだ。これからもたくさんの特許が出願されていくことは間違いないことだが、それらの大半は、いわば(過去の発明の)「応用発明」「改良発明」ということなのだ。 続きを読む 改良の改良が小物発明の精神!アイデアを売り込む

市場調査とアイデアの売り込み活動は感性がモノをいう!アイデアを売り込む

いま、どんなものが売れ筋なのか、それを各年令層、各商品分野で、常にチェックしておくことも、個人発明家にとっては大事になる。そのとき、そのときの時代背景、社会情勢でも、それらは刻々と移り変わっていく。けっして不動のものではない。

たとえば、阪神大震災の後は、防災グッズが飛ぶように売れた。それに伴い、普通ではそれほど売れないような、防災に関する小物発明も売れるようになった。女子高生の風変わりなファッションや現代のスタイルが、マスコミで盛んに取り上げられるようになると、それに拍車を掛けるような奇抜なアクセサリーやファッショングッズも飛ぶように売れた。 続きを読む 市場調査とアイデアの売り込み活動は感性がモノをいう!アイデアを売り込む

誰もが憧れる印税生活、そしてロイヤリティ生活!アイデアを売り込む

「印税生活」という言葉がある。一つの作品(文学作品に限らず)を生み出し、それが世間から圧倒的に支持された場合、ヒット作品ということになる。普通には「ベストセラー作品」ともいう。そうなると、あとは売行きに応じて、なかなかの「印税額」が著者に支払われるようになる。だから、部数が延びている間は、それだけで飯が食えるという、そんな生活のイメージで、「印税生活」という言葉が使われる。

もちろん、売れない本の著者でも、幾つかの作品を出していれば、それなりに纏まった印税が入ることもある。だが、今後の生活の保証はできない。やはり、「印税生活」というからには、ヒットしていないとならない。黙っていても、銀行に印税が次から次へと振り込まれてくるようになると、それはもう立派な「印税生活」ということになる。 続きを読む 誰もが憧れる印税生活、そしてロイヤリティ生活!アイデアを売り込む

売り込み先会社の選定と売り込みの手紙!アイデアを売り込む

売り込み先の会社をどのように見つけるのか。それにはいろいろな方法がある。たとえば、「電話帳の中から自分の発明に係わる分野の会社をピックアップする」「百貨店を歩きながら、発明と同じ分野のメ-カ-を見つけ、連絡先を調べる」「地元の商工会議所などを利用する」など。

また、書店の実用書コーナーなどに行くと、「アイデアを買う2000社」(実業之日本社)という本を見つけることもある。この本は、アイデアを求めている各分野の会社の住所などが掲載されており、個人発明家にとっては重宝する。再版される都度に、会社数も増えており、最近は2000社どころか、1万社近くにもなっているようだ。 続きを読む 売り込み先会社の選定と売り込みの手紙!アイデアを売り込む

「アイデア企画・提案書」自体にアイデアを盛り込む!アイデアを売り込む

さて、問題は「発明アイデアの企画・提案書」の作成だ。売り込みに際しては、まず、この企画書の作り方が大事になる。「いかに、この発明アイデアが優れているか」と、自分のアイデアを詳しく説明したいところだが、たくさんの文章がビッシリと書かれている説明文を、根気よく読む人は稀である。第一、会社の中の企画会議で報告するわけではないのだ。

たとえ、売り込み先の会社に、社外アイデアの担当者がいたとしても、「何の因果で、こんな企画書を読まなくてはいけないのだ!?」と思うこともあるかもしれない。むしろ、社外アイデアの受付窓口があるということは、毎日、膨大な発明アイデアの提案書、企画書の類が、一方的に届いていることだろう。それを読みこなしていくのは酷である。 続きを読む 「アイデア企画・提案書」自体にアイデアを盛り込む!アイデアを売り込む

売り込みの結果・会社の反応はデータとして次に活かす!アイデアを売り込む

「アイデア企画・提案書」を送付する会社は、少なくとも20~30社ぐらいを目安にする。あるいは、あらかじめ50社を決めておいて、25社ずつ2回に分けて、無理なく送ってもよいだろう。会社からの返事は大体は、1ヵ月から2ヶ月の間に来ることが多い。

以前、売り込みをしていたときのことだが、会社からの返事で、とても早いものがあった。なんと、1週間ほどで返事が来たのであった。「ということは、あまり真剣に検討していないということかな?」と思い、手紙を開封すると、不採用ではあったが、その理由やアドバイスまでが手書きで書かれており、さらに類似商品のパンフなども資料として添えられていた。「個人からのアイデア提案を、こんなに大事にしてくれる会社もあるんだ」と、感動したものである。 続きを読む 売り込みの結果・会社の反応はデータとして次に活かす!アイデアを売り込む

発明関係団体に相談に乗ってもらう!アイデアを売り込む

私が当初、売り込みの手紙と一緒に送付した企画書は、発明の名称、出願日、発案日、試作品の有無、試作日、知的所有権登録番号、商品化時のネーミング案、商品の分野、スポンサーとの希望契約形態、発明者名、職業、連絡先などの項目で、該当するところに記入する形になっており、さらにその下に「新製品企画書」という見出しがあって、以下は「商品名」「発明の構造」「価格」「材料」「発明のセールスポイント(概要)」「従来品との比較」などの項目で、やはりそれぞれの説明を簡潔に書けるように空欄が設けられている様式のものを使っていた。

さらに「発明品の効用(参考用)」という項目でB5用紙大の紙面に発明アイデアのアピール文章を書いたものも、提案先の会社に送っていた。 続きを読む 発明関係団体に相談に乗ってもらう!アイデアを売り込む

アイデア(パテント)の企業への売り込み!アイデアを売り込む

ありとあらゆる商品が氾濫している現在、人々はあまりモノを欲しいとは思わなくなっています。

家電製品や家庭用品は、どれも質がよくて長持ちするので、買い換える必要もあまり感じられません。

家電メーカーのほうでも、もはや製品のハード面では、他社との差がつけられなくなっていることをよく知っています。「すこしでも良い製品を」と、他社間でしのぎを削っていた時代も、もはや過去のものとなりつつあります。

そこで、今はどのメーカーでも、ハード面での開発よりは、むしろソフト面での充実化に力を注いでいるようなのです。 続きを読む アイデア(パテント)の企業への売り込み!アイデアを売り込む

「どうしたら、もっと便利になるか?」を考えている企業!アイデアを売り込む

家電メーカーはどこでも冷蔵庫を扱っていますが、他社間において、もはや冷蔵庫としての「機能的・技術的な差」は付けられなくなっています。

そこで、その使い勝手をよくしたり、あるいはデザインを工夫したりして、顧客の購買意欲を上げようとしているのです。

日立製作所では、開発した冷蔵庫に「野菜中心蔵」という変わった名前を付けました。その冷蔵庫では、名前が示しているとおり、従来は最下段に設けてあった「野菜室」を中心(中段)に設けるようにしたのです。

そうすることで、野菜を取るたびに、腰をかがめるという不便さが解消されました。 続きを読む 「どうしたら、もっと便利になるか?」を考えている企業!アイデアを売り込む

ネーミングでロイヤルティ収入を!アイデアを売り込む

前項で見てきたように、今後は個人でも、ソフト面での小さなアイデアをもとに、ヒット商品を生み出せる可能性が高まってきました。

ネーミングもその一つです。その良し悪しが、売れ行きを決めるからです。「フレッシュライフ」(レナウン)という名前の抗菌防臭ソックスがありました。これは、当初の予想とはちがって、最初はあまり売れなかったといいます。 続きを読む ネーミングでロイヤルティ収入を!アイデアを売り込む

小さな発明でロイヤルティ収入を!アイデアを売り込む

「高価な発明」と「良い発明」は、必ずしもイコールとはなりません。

簡易で安上がりな発明(アイデア)であっても、それが万人の心をつかむようなものであれば、結果として「良い発明」(つまり、売れる発明)となるのです。 続きを読む 小さな発明でロイヤルティ収入を!アイデアを売り込む