ウサイン・ボルトも捕獲できる?猫の瞬発力

この記事を書くために、私が我が家の黒猫シャーロックの筋肉や骨格を調べまくっていたら、イライラが溜まったのか猫パンチを私にお見舞いしてくれました。

かなり短気なヤツです。

まあ、猫は捕食動物の中でも犬や狼などのように獲物を長時間追い回して疲労させてから狩るような根気がなく、獲物を見つけたらこっそり近づき、瞬発力で一気にしとめる速攻型なので短気でも仕方がありません。

野生動物ではチーターとかライオンとかタイガーとか、ネコ科の種類は皆、この速攻型ですね。 続きを読む ウサイン・ボルトも捕獲できる?猫の瞬発力

猫は聴覚の動物

我が家の黒猫シャーロックは、私が外出すると必ず帰宅時に迎えに来てくれます。

それも玄関の扉を開けてから来るのではなく、扉を開けた時にはすでにシューズボックスの上に座って待っているんですね。

これはちょっと意外でした。

まるで忠犬ハチ公です。

シャーロックが特別かと思ったら、Youtubeを見ると同じような猫がいっぱいいて、好きな人を迎える行動が犬の専売特許ではなく、猫も持っていることを私、始めて知りました。 続きを読む 猫は聴覚の動物

レーダーのように四方へ動く猫の耳

コスプレでもっともスタンダードな存在がネコミミ、肉球、尻尾です。

まあ、子供がコスプレして「にゃん」などと言っているうちはかわいいものも感じますが、20歳を超えてケバい化粧をしているネコミミを見ると拳を握りたくなります。

ちなみに私が好きなコスプレはバドガールや女教師など大人的、変態的です。

それはともかく。

前述したように猫の聴覚は動物の中でもとくに優れていますが、それをさらに効果的にしているのが耳の動きですね。 続きを読む レーダーのように四方へ動く猫の耳

げっ歯類のコミュニケーションを聞き取る猫の聴力

可聴域とは音の聞こえる範囲のことでHzが単位、数値が低ければ低音となり、高ければ高音となります。

人間の可聴域は20~20,000Hzと言われていますが、加齢とともに高音域が聞こえなくなり、20代後半になると15,000HZが限度と言われています。

いわゆるモスキート音と呼ばれ、子供しか聞こえない音域は17,000Hz前後です。

では、猫の可聴域はというと、25~75,000Hzの広範囲を聞き取ることができるのです。

まさに聴覚の動物と呼ぶに相応しい数値ですが、このように発達した背景には捕獲動物の鳴き声が関連しています。 続きを読む げっ歯類のコミュニケーションを聞き取る猫の聴力

長崎ではカギ尻尾がデフォルト

我が家の黒猫シャーロックの尻尾は見事にL字型、カギ尻尾になっています。

世間様では「カギ尻尾の猫は尻尾に幸運を引っ掛けてやってくる」などと幸せを運ぶ猫と呼ぶこともありますが、我が家ではまったくそんなことはありません。

私はずっと不幸です。

それはともかく。

このカギ尻尾、HES7という遺伝子が大きく関わっており、けっして珍しいことではありません。 続きを読む 長崎ではカギ尻尾がデフォルト

猫又の民族伝承

日本には古くから猫又伝説があります。

猫が人間を襲う猫鬼は隋の時代から、猫又は鎌倉時代の古今著聞集から登場していますが、イエネコが猫又に変身するのは江戸時代の怪談集「宿直草」や伊勢貞丈の「安斎随筆」、さらに妖怪絵巻や百怪図巻などで猫又が描かれたことから一般庶民に猫又伝説が広がりました。

猫又とは長く飼われた猫がやがて尻尾を二股にして人間をたぶらかしたり襲ったりする妖怪のことです。

この猫又伝説が元になり、尻尾が長くて真っ直ぐな猫は猫又になりやすく、カギ尻尾であれば猫又になりにくいという理由から、江戸時代にはカギ尻尾の猫が好まれました。 続きを読む 猫又の民族伝承

忠義心をまっとうできなかった化け猫

猫又以上に、猫の妖怪として知られているのが化け猫です。

猫又と混同されることが多いのですが、厳密に言うと違いがあります。

化け猫が有名になったのは「鍋島の化け猫騒動」からでしょう。

江戸時代の寛永から元禄にかけての頃ですね。

佐賀藩の藩主、鍋島光茂の碁の相手を務めていた臣下の龍造寺又七郎、光茂の機嫌を損ねてしまったために斬殺されてしまいます。

息子の死を不憫に思った母、飼っていた猫に恨み辛みを語って猫の前で自害、その流れた血をすすった猫が妖怪に変身し、城内に入り込んで光茂に怨念をぶつけるわけですね。 続きを読む 忠義心をまっとうできなかった化け猫

鍋島化け猫騒動の顛末

鍋島騒動の続きです。

光茂を襲った化け猫を退治したのは小森半右衛門という説の他に、光茂の父である勝茂と龍造寺家の確執の物語があり、粗筋の大半は同じですが、化け猫を退治したのは小森半右衛門ではなく千布本右衛門となっています。

千布家は実存し、菩提寺は佐賀県白石町の秀林寺です。

そして、この秀林寺には猫塚があります。

化け猫を退治した千布本右衛門、鍋島藩の英雄となりましたが、その後、千布家は男子に恵まれず、代々の藩主は養子を迎えていました。 続きを読む 鍋島化け猫騒動の顛末

横浜にある化け『猫の踊場』の地名由来

猫又にしても化け猫にしても、シリアスに怖がらせる怪談ばかりではありません。

人間の言葉を話す猫、人間に化ける猫などもいて、ユニークなのが頭に手ぬぐいを乗せて踊る化け猫の話。

横浜の泉区には踊場という地域名があります。

これ、正式名称ではなく、地名は泉区中田南1丁目となりますが、市営地下鉄の駅名や交差点の名称、バス停などには踊場が使われています。

私、横浜に住んでおり、以前は踊場に近いところで生活していたにも関わらず、ここが化け猫の踊場だったことを知りませんでした。 続きを読む 横浜にある化け『猫の踊場』の地名由来

猫の眼の色は虹彩によるもの

猫が妖怪になりやすいのは夜行性であることに加え、光の具合によって瞳孔が一瞬のうちに大きさを変えてまったく別の表情になることも理由のひとつでしょう。

「猫の目にのように」天気が変わる、といえば、さっきまで雨だったのに急に晴天になった、というように猫の目のたとえは目まぐるしく状況が変わる時に用いられます。

猫の目は人間の目のように白目部分がなく、瞳孔の回りはすべて虹彩で、この虹彩の色が目の色になります。

もちろん人間にも虹彩はあり、瞳孔の周囲の部分が虹彩となりますが、目全体に広がっているわけではありません。 続きを読む 猫の眼の色は虹彩によるもの

猫を可愛らしく撮るなら夜がベスト

猫の目は前述したように、人間の目のような白目(眼球結膜)の部分がほとんどなく、虹彩と瞳孔だけが見えている状態で、瞳孔の大きさを調整するのが虹彩の役割です。

猫の目の瞳孔は人間のように丸く大小するのではなく、縦に細長く開閉します。

明るいところでは線状になり、暗いところでは円状になりますが、縦に開閉する長円瞳孔の方が早く、しかも大きく開くことができるメリットを持っています。

だから一瞬の光の違いで目の瞳孔が変わるわけですね。 続きを読む 猫を可愛らしく撮るなら夜がベスト

キャッツアイとオッドアイ

キャッツアイといえば泥棒三姉妹のコミック、キャッツアイといえば猫目石に現れる光の現象で、猫の瞳孔が閉じた時のような文様が出ることを言います。

キャッツアイ=猫目石ではありません。

猫目石はクリソベリルキャッツアイと呼ぶのが正解です。

キャッツアイ現象は猫目石だけでなく、やはり光の加減で色が変わるアレキサンドライトでも見ることができます。

ただし、キャッツアイ現象が起きる宝石は一気に破格となるので、私は見ることができるだけで所有することはできません。 続きを読む キャッツアイとオッドアイ

猫とツキと干支の性格

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