横浜にある化け『猫の踊場』の地名由来

猫又にしても化け猫にしても、シリアスに怖がらせる怪談ばかりではありません。

人間の言葉を話す猫、人間に化ける猫などもいて、ユニークなのが頭に手ぬぐいを乗せて踊る化け猫の話。

横浜の泉区には踊場という地域名があります。

これ、正式名称ではなく、地名は泉区中田南1丁目となりますが、市営地下鉄の駅名や交差点の名称、バス停などには踊場が使われています。

私、横浜に住んでおり、以前は踊場に近いところで生活していたにも関わらず、ここが化け猫の踊場だったことを知りませんでした。

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では踊場と名称がついた由来を紹介しましょう。

現在は泉区ですが、以前は江戸時代からの宿場町、戸塚にほど近いところに踊場はあります。

戸塚の宿に水本屋という醤油屋があり、仕事柄、手が汚れやすいので手ぬぐいをたくさん使い、それを夜に洗濯して干していました。

ところがある晩から手ぬぐいが1本ずつなくなっていくのです。

不思議に思った主、ある晩に見張っていると、主が飼っていた虎猫が手ぬぐいをくわえて去っていく姿を見つけました。

主がこっそりついていくと、小高い丘の上でと猫を始め、大勢の猫が頭に手ぬぐいを乗せ、二本足で踊っていたという次第。

しかし、やがて猫の踊場が有名になると見物の人間が増えたことで猫は四散してしまい、主の虎猫もいなくなってしまったそうです。

そのことを悲しんで、主が供養塔を建てました。

現在でも市営地下鉄の脇に供養塔が建っています。

近隣の人はぜひ、見学に訪れてくださいね。

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