猫は聴覚の動物

我が家の黒猫シャーロックは、私が外出すると必ず帰宅時に迎えに来てくれます。

それも玄関の扉を開けてから来るのではなく、扉を開けた時にはすでにシューズボックスの上に座って待っているんですね。

これはちょっと意外でした。

まるで忠犬ハチ公です。

シャーロックが特別かと思ったら、Youtubeを見ると同じような猫がいっぱいいて、好きな人を迎える行動が犬の専売特許ではなく、猫も持っていることを私、始めて知りました。

それにしても、なぜ好きな人が帰宅すると分かるのか、それが不思議でしたが、聴覚を調べると納得できるものがあります。

猫の耳の構造は基本的に人間と同じです。

耳の奥に三半規管があり、その先に蝸牛(かぎゅう)が接続されています。

この蝸牛は音を電気信号に変えて脳に伝達する役割を持っていますが、蝸牛につながっている神経線維の数は人間が約3万本、猫は4万本もつながっているのです。

犬が嗅覚の動物と呼ばれることに対して、猫は聴覚の動物と呼ばれる由縁ですね。

つまり好きな人の足音を聞き分けることができるから、扉を開けるより前に待っていることができるのです。

ちなみに猫が飼い主の声を聞き分けているのか、それを実験した機関があり、その結果、ほとんどの猫が声を聞き分けていることが分かりました。

ただし、犬のように飼い主に吠えるのではなく、尻尾を2~3回振るなど、慎ましやかな行動となります。

謙虚なんだかモノグサなんだか。

関連記事(一部広告含む):