北欧神話のミッシングリング

北欧神話、一応は「エッダ」によって体系づけられていますが、なにせ13世紀に入ってのこと。

しかも「エッダ」は当初、詩を散文にした教則本であったことから北欧神話の体系というよりも詩に重点が置かれていたので、きちんとした体系はさほど考慮されていません。

しかも口語伝承する北ゲルマン系の語り部は姿を消し、韻文のエッダ詩しか残されていないのですから、矛盾は至るところにあります。

つまりミッシングリングが体系の中にいくつも存在しているわけですね。

古代の北ゲルマン民族は古代ギリシャ人のように洗練されていたわけではないので、その点でも最初からギリシャ神話の体系を目的にしたヘシオドスの「テオゴニア(神統記)」と詩の教則本だった「エッダ」とは体系としては比べる方が間違いというものでしょう。

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したがって最高神オーディンが巨人族のロキをアースガルドに連れて帰ってきたとしても突っ込んではいけません。

そういうものなんですから。

アースガルドにはすでに多くの神々が住んでいます。

最高神オーディンはミーミルの泉に出かける前に結婚しており、フリッグという名前の奥さんまで貰っています。

いつ奥さんを貰ったんだ?とか、いつ神々が増えたんだ!などと突っ込んではいけません。

北欧神話と付き合うには、そういうもんなのね?という鷹揚さが必要ですから。

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