「ブリタニア列王史」に登場するアーサー王

アーサー王が初めて登場する「ブリトン人の歴史」では、アーサーは王ではなく軍師であり類稀な能力を持った兵士でしたが、アーサーが王になったのは「ブリトン人の歴史」からおよそ300年後、1136年頃に書かれた「ブリタニア列王史」からです。

著者はジェフリー・オブ・モンマスというキリスト教聖職者で、モンマスはウェールズ地方にある街の名前、つまりモンマス町のジェフリーさん、ということですね。

「ブリタニア列王史」は簡単に言うとブリテン島の王となった人物を列挙した歴史書です。

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ギリシャ神話に出てくるトロイアの英雄、アエネアスの子孫といわれるブルートゥスから始まり、シェークスピアの悲劇「リア王」の題材となったレイア王、カエサル率いるローマ軍と戦ったとされるカッシベラヌス王、サクソン人を傭兵に雇ったことからサクソン人との対立を招いたウォルティギルヌス王などが登場、その中の1人としてアーサー王(ラテン語で書かれているため、表記はアルトゥールスになりますが、ここはアーサーで統一)が出てきます。

そして最後のブリテン島の王であるカドウァラドルス王で締めくくられますが、アーサー王についてかなりの記述が書き込まれていることから、アーサー王における最初の史実的存在となりました。

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