スパイラルで登場するニューエイジ思想

ヒッピー文化は80年代の保守的世相に入ると急激に消滅しますが、その残り火は90年代末期にスパイラル現象として新しい形に生まれ変わり、登場します。

いわゆるニューエイジですね。

世紀末思想、とでもいいましょうか。

こちらはまだ新しく記憶に残っている人も多いことでしょう、1999年に人類滅亡を唱えたノストラダムスの予言ですね。

もっともノストラダムスの背景にはキリスト教における千年戦争、つまり神と悪魔の戦いは千年続き、最後に神が勝利して新しい世界がやってくるといったニューエイジ思想が入っているのですが、キリスト教と縁の浅い日本では世紀末思想だけが蔓延しました。 続きを読む スパイラルで登場するニューエイジ思想

ラブ&ピースとクリスタルパワー

開かれた戦争ともいえるベトナム戦争は当初のアメリカの思惑とは異なり、アメリカ国内で厭戦ムードが蔓延します。

そのひとつがヒッピー文化、反体制と平和主義と精神的世界観だったわけですね。

彼らの合言葉はラブ&ピース。

そのサインが、人差し指と中指を広げる形。

したがって今、若い子たちが写真を撮る時に必ず行うポーズの起源は70年代ヒッピー文化までさかのぼり、昭和の匂いどころか当時の世代の恥部みたいなものですから、できればもうちょっと違うオリジナルのポーズをした方が、気恥ずかしくないはずです。 続きを読む ラブ&ピースとクリスタルパワー

ヒッピー文化の発端はベトナム戦争

戦争は国家存亡、民族存亡をかけた武力解決です。

第二次世界大戦下の日本を見れば分かるように、国民一致団結の元、滅私奉公して危機を乗り切ろう、的な国民誘導はどの国でも行われて当たり前のことでした。

もちろん、ベトナム戦争も当初はアメリカにその空気が漂っていました。

共産圏に乗っ取られるベトナムを救うためにアメリカは正義を持って立ち上がった、というアメリカお得意の、世界の警察的発想です。

世界各国のジャーナリストを歓迎、ベトナムにおけるアメリカの活動をつぶさに世界へ発信することでアメリカの建前を守ろうとしました。

しかし、現場ではまったく違う現実がありました。 続きを読む ヒッピー文化の発端はベトナム戦争

70年代のムーヴメント

1960年代、世界中は好景気に湧き。裕福な生活は物欲に目を向けました。

日本でも高度成長時代が訪れ、第二次大戦の傷跡も薄れ始めた頃、その象徴として1964年、日本で初めて東京オリンピックが開催されています。

その一方、アメリカでは1960年代後半よりベトナム戦争が泥沼化、アメリカ国内で反戦ムードが高まるなか、物欲よりもスピリチュアルなことに目を向け、自然と愛と平和と自由を愛するヒッピー文化が生まれました。

もちろん、このムーブメントは日本にも飛び火しています。

自然回避のファンションスタイルはなぜか裾が幅広のベルボトムにワケの分からないメッセージが刻まれたTシャツが好まれ、髪は男も女も長く伸ばし、フォークギターを片手に愛だの人生だの、貧乏でもいいから手をつないで生きていこう、僕の髪が肩まで伸びたら結婚しよう、なんて歌っていたのです。 続きを読む 70年代のムーヴメント

石は最強のラッキーアイテム

まずは世界中のラッキーアイテム、石。

とくに女性の方は石がお好きですよね、キラキラ、ピカピカ光った石が。

そのために男性はなぜか給料の3ヶ月分を費やしたり、結婚10周年や20周年を迎える度に、なぜかまたピカピカしているだけの石を贈らなければならないのは世の男性の納得のいかないところですが、やはりピカピカ光るだけの石でも女性を捉えて離さない魔力を持つのが、また貴石である所存でしょう。

日本でパワーストーンと呼ばれる石は貴石、半貴石だけでなく金銀などの貴金属、鉱石、さらに鼈甲や象牙などの生物的材料まで含まれ、稀にガラス加工品まで含まれることがあります。

ちなみにパワーストーンと表現しているのは日本だけで、英語圏ではクリスタルパワーとか単純にジェムストーンと呼ばれています。 続きを読む 石は最強のラッキーアイテム

猫とツキと干支の性格

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