野球選手がおまじないをする映画

1989年に製作されたアメリカ映画のコメディ「メジャーリーグ」でも興味深いおまじないのシーンがありました。

キューバから信仰の自由を求めて亡命した4番バッターのペドロ・セラノは「イエスもいい神だが、それだけでは変化球が打てない」と、試合前、ロッカーの前でブードゥー教に祈りと供物を捧げるお呪いを行います。

このペドロ、直球にはめっぽう強いのですが変化球をまったく打てず、神頼みしかない、という点が笑いどころですが、チーム内にはエディというキリスト教信者もいて、ペドロのブードゥー教をバカにしてお供えもののラム酒を飲み、祟りなんかあるものかとグラウンドに出た途端、バットが頭部を直撃するという悲劇に見舞われるシーンもあります。

恐るべし、ブードゥー教。

キリストの威光も形無しです。 続きを読む 野球選手がおまじないをする映画

コーヒーを美味しく入れる呪文が出てくる映画

静かに、しかし確実に人気を集めた日本の佳作「かもめ食堂」にもおまじないのシーンがあります。

フィンランドのヘルシンキで「かもめ食堂」を営むサチエに、泥棒と間違えられた男性、マッティがコーヒーの入れ方を教えるシーン。

挽いた豆をドリップに入れ、指を真ん中に差しながらマッティが言います。

マッティ「コピ・ルアック」

サチエ「・・・は?」

マッティ「おまじないだよ」

サチエ「・・・コピ・ルアック」 続きを読む コーヒーを美味しく入れる呪文が出てくる映画

ベルを鳴らすと天使が生まれる映画

おまじないは世界各国、共通の儀式だけに映画の世界でも頻繁に出てきます。

ホラー系なら余るほど出てきますが、とりあえずここで紹介するのは、きれいなおまじない。

古い作品ですが、1946年製作のアメリカ映画で「素晴らしき哉、人生」では、ベルを鳴らすと翼を持った天使が誕生する、というおまじないが出てきます。

主人公のベイリーは貧しい人のために利益を度外視して住宅金融を経営していた父の跡を継いで事業を行いますが、仕事を手伝っていた叔父ビリーのミスによって大金を失い、境地に立たされます。

これまで人のために尽くしてきたのに、と自分の人生を嘆いて12月の雪の降る夜、橋から身投げをしようとすると、その前に一人の壮年が先に飛び降り、それを救うためにベイリーが飛び込みます。 続きを読む ベルを鳴らすと天使が生まれる映画

くしゃみをすると魂が抜ける世界の事情

イスラムの経典のなかに、興味深いおまじないを見つけました。

イスラム教は戒律主義ですから、お呪いというよりも教徒の義務ですね。

それは相手(イスラム教徒間)がくしゃみをしたら、その人のために神へ救いを求めてやること、という内容。

くしゃみをすると魂が飛び出る恐れがあるので、そばにいる人は「神よ、彼を救い給え」とお呪いを唱えるそうです。

このくしゃみに対するお呪い、宗教を問わず世界中で認められるもので、キリスト教英語圏でもくしゃみをすると、そばにいた人がGod Bless You、とか省略してブレス・ユー、なんて言います。

God Bless Youは本来、神の祝福がありますように、という意味ですが、キリスト教圏でもくしゃみをすると魂が抜け出るという迷信からこの言葉を周囲の人が発するようになりました。 続きを読む くしゃみをすると魂が抜ける世界の事情

六帝古銭と六文銭の違い

中国に行くと民間信仰におけるおまじないの宝庫ですね。

そのほとんどのお呪いは風水を素にした民間信仰で、それらが日本に流入するとさらに形態が変わってきます。

たとえば呼び銭の代表的なアイテム、銅古銭。

これを組紐で六枚つなぎ合わせると六帝古銭となり、レジや金庫に入れ、あるいは部屋に飾っておくだけで、古くからの強い財運を受け継ぎ、絶え間なく材を呼びこむというおまじないです。

六枚の銅古銭、いつの時代でもいいというわけではなく、清の時代の10人の皇帝が発行した銅銭は当時の強い権力を引き継いで強いパワーを発揮するとか。 続きを読む 六帝古銭と六文銭の違い

猫とツキと干支の性格

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