夜空の占星術!魚座に近い牡羊座?

では、もう一度、白羊宮の太陽が通過する場所と時間、つまり黄道を見てみましょう。

天体360度を12等分するので、それぞれのサインは30度の範囲内になります。

春分点0度を基準に30度までが白羊宮ですね。

太陽が通過するおよその期間が3月21日から4月19日(占星術の方法によって期間が変わりますが、ここでは現在、日本で主に行われている方式を採用します)。

この範囲内に収まる誕生日の人が白羊宮となるわけですが、太陽は白羊宮の期間、1ヶ所に留まっているわけではなく、刻々と動いており、牡羊座から牡牛座へ移る時、スイッチが入るように、あるいは赤から青に変わるように明確な移動をするわけではありません。 続きを読む 夜空の占星術!魚座に近い牡羊座?

黄道12宮の特性は区分によって表される

プトレマイオスの時代より長く、黄道12星座による占星術は天文学という科学の分野に属し、さまざまな影響を与え、それはそれで面白いエピソードなのですが、紹介は別の機会にして現在の占星術を少し解説してみましょう。

12の星座だけで人の性格や運命が分かるのって単一的で理論的にもおかしいでしょ?とは誰でも思うこと。

これだけでは血液型で性格判断するのと一緒ですね。

占星術は黄道12宮(これを占星術ではサインといいます)に分け、続いてサインを男女の性別で2分割します。

さらに活動、不動、変化という行動形態の三様相に分け、これに火、土、風、水の四元素を当てはめます。

たとえば牡羊座の白羊宮ならば、性別は男性、三様相は活動、四元素は火、となるわけですね。

サインに対する区分、中国で発達した陰陽道によく似ています。 続きを読む 黄道12宮の特性は区分によって表される

プトレマイオスが定義した48星座

現在は国際天文学連合(IAU)によって88に定められている天空の星座ですが、星座を最初に形作ったのは紀元前4200年年頃のエジプトで、当時から黄道を用いた星占いを行っていましたが、星座の数ははっきりしていません。

星座の数はその後、ギリシャに伝わり、紆余曲折の後、紀元2世紀になって天文学者のクラウディオス・プトレマイオスによって48の星座が確定されました。

これが有名な「トレミーの48星座」です。

トレミーとはプトレマイオスの英語読みといいます。

Ptolemaeusがラテン読みで、英称がPtolemy、英語ってなんでも略しちゃうんですね。

プトレマイオスといえば当時の天文学における権威であり、天動説の提唱者でした。

星座が今よりもずっと少ないのは北半球からしか見ることができない星座しか定めていなかったからです。 続きを読む プトレマイオスが定義した48星座

太陽の通り道に存在する星座

現在の星座の数は88。

古代でも48の星座が数えられていましたが、なぜ占星術は12の星座しか使わないのでしょう。

その謎を解く鍵は牡羊座から魚座までの12星座の配置にあるのです。

これらの12星座、じつは横につながって360度の円を描いています。

さらに言えば天空に一際、存在感を示す恒星、太陽の通り道にある星座なのです。

太陽は古代、地上に恵みと光をもたらす畏怖、つまり神に近い存在。

その通り道にある星々の形は地上の災いの前兆を示す意思である、という見解が星占いの原型となります。 続きを読む 太陽の通り道に存在する星座

誰もが知っている星座の名前

88の星座のうち星占いの12星座以外にも、中には「それ、知ってる!」的な星座があるはずです。

たとえばコミック「北斗の拳」の主人公、ケンシロウの胸に刻まれた7つの星は北斗七星、また和名で七剣星ですが、これは「おおくま座」の一部で腰から尻尾の部分を形成しています。

北斗七星、柄杓の部分の長さを5倍にすると北極星が見つかります。

これは星座ではありませんが、ちょっと前の女性たちでブームになった「冬のソナタ」でお馴染みのポラリス(北極星)ですね。

不滅の名作シリーズとなっているウルトラマンの出身はM78星雲にある光の星ですが、一応、架空の星ではあるけれど、M78は実際にあり、オリオン座の反射星雲(地球からは近くの恒星が星間分子雲を照らしていることで認識できる天体、って解説の方が難しくなっていますね)です。 続きを読む 誰もが知っている星座の名前

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