映画に出てくる北欧神話のイメージ

ドイツのワーグナーによる「ニーベルングの指環」も、イギリスのJ・R・R・トールキンによる「指輪物語」も、どちらも北欧神話をモチーフにしており、両者とも民族的には(根源をたどればという注釈つきで)ゲルマン系になります。

ただし、「指輪物語」が「ニーベルングの指環」からインスパイアされたというのは正しくありません。

トールキンは作家であると同時に文献学者、語学研究家であり、古代アングロサクソン語の研究も行っていたので、当然、北欧神話に対する造詣も深かったことから、物語の類似性は必然と考える方が妥当でしょう。

「指輪物語」も「ニーベルングの指環」同様に長編であり、映画となった「ロード・オブ・ザ・リング」三部作は一部にしか過ぎず、案の定、「ホビット 思いがけない冒険」が製作されました。 続きを読む 映画に出てくる北欧神話のイメージ

北欧神話を土台にした物語

19世紀の偉大な作曲家、リヒャルト・ワーグナーが生み出した「ニーベルングの指輪」は北欧神話をモチーフにしています。

ここでは「ニーベルングの指環」について、詳しい解説は行いません。

なにせ上演時間は約15時間という長編のため、当時、ワーグナーのパトロンだったルートヴィヒ2世は出来上がった作品から上演しろと催促したくらいですから。

黒澤明監督が「七人の侍」を製作していた時、配給元である東宝の幹部がなかなか出来ない作品に対して催促、黒澤明監督は撮れているフィルムの中から予告編を製作したところ、幹部は黙って黒澤明監督の言うままになってしまった、という逸話を思い出します。

同じく黒澤明監督が「白痴」を撮り終えた後、東宝幹部があまりにも上演時間が長すぎることから編集で短くしろと催促、カット部分が多すぎることに「これ以上カットするならフィルムを縦に切れ!」と黒澤明監督が言ったことも思い出されます。 続きを読む 北欧神話を土台にした物語

ワーグナーと北欧神話の関係

北欧神話はゲルマン民族の神話、と前節で書きましたが、正確に言うとゲルマン民族のなかでもノース人に伝わる民族伝承です。

ノース人、文字通り北方からやってきた人々を意味する言葉で、古代スカンジナビアに先住していた民族を表しており、厳密にはスウェーデン人と分けるそうですが、これは日本でも古代縄文人と弥生人を分類するくらい、あるいはそれ以上難しい話になるので割愛しましょう。

ここでは便宜上、ゲルマン民族の根底にある北欧神話、と定義します。

というのも、ゲルマン民族であるドイツにも北欧神話が色濃く残っているからです。

たとえばヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー。

楽劇王と別名を持つほどロマン派歌劇の頂点を極めた作曲家で、19世紀後半のローロッパ文化に多大な影響を及ぼしたドイツ人です。 続きを読む ワーグナーと北欧神話の関係

北欧神話!バイキングを生み出したゲルマン民族

北欧神話の話をするというのに、ちっとも神話が出てこないで、メシの話ばっかりしていると怒らず、もう少し前振りにおつきあいを。

ヨーロッパの人種を一括りにすることはアジア人種から見ると大変に難しいのですが(もちろんアジア人種もじつは細かく分かれているのはご承知の通り)、ここでは便宜上、大雑把に分けてしまいましょう。

ひとつはラテン系、ひとつはスラブ系、ひとつはゲルマン系で、帝国ホテルの支配人が出会ったスモーガスボードはデンマーク、つまりゲルマン系の伝統的な料理なのです。

このゲルマン系、現在のドイツ北部やデンマーク、スカンジナビア北部に居住していたインド・ヨーロッパ語族でのちにバイキングと呼ばれる海洋民族を生み出した種族も含まれているのです。

つまり、北欧神話の根源を持つ民族ですね。 続きを読む 北欧神話!バイキングを生み出したゲルマン民族

北欧神話!食べ放題がバイキングになった理由

ホテルの朝食から始まったバイキング料理という食べ放題の形式、それほど古くなく、1957年、当時の帝国ホテル支配人がデンマークに行った時にさかのぼります。

この時、スカンジナビア料理であるスモーガスボードに出会ったことにより、当時、パリで修行中だったその後の帝国ホテルの総料理長、村上信夫氏に提案したことから食べ放題形式の料理が生まれたといいます。

スモーガスボードの名前をそのまま使わなかったのは、その名称が日本人に取って馴染みがないこと、インパクトがないことが理由です。

当時、帝国ホテルの隣、日比谷や映画劇場で上映していた「バイキング」のワンシーンで、さまざまな料理を豪快に海賊たちが食べていることから、スモーガスボードのスタイルにバイキングとネーミングしました。 続きを読む 北欧神話!食べ放題がバイキングになった理由

猫とツキと干支の性格

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