歴史の検定で権威あるのが歴検

銭湯検定を受けるために銭湯のことをいろいろと勉強すると、日本の風俗(いわゆるアカデミックな部分でエッチ系の同義語ではなく)が垣間見えて面白いのですが、歴史の資格になるとこれもまた、山のようにあります。

メジャーな資格ならば歴史能力検定協会が行っている歴史能力検定(そのまんまですね)、通称、歴検。

歴史が面白いから取る、という単純な資格ではなく社会的にも認知されている検定で、2級以上の合格者は文部科学大臣が実施する高等学校卒業程度認定試験で日本史B、世界史Bが免除になったり、国土交通大臣が実施する通訳案内士試験の筆記試験科目、日本歴史が免除されたり、と実際にかなり役立つ場面もあります。

といっても2級に合格するのはかなりの歴史好きでなければ無理でしょう。 続きを読む 歴史の検定で権威あるのが歴検

アプリで銭湯検定にチャレンジ!

温泉と銭湯が同じ独特の日本文化であるのに似ていて非なるもの、というのは銭湯が日本風俗と大きく関わり、歴史の中でその形態をつねに変えてきたことが理由です。

銭湯の源流は寺院の浴室にあります。

仏教伝来と共に設けられた浴室は僧侶が身を清めるための施設でしたが、貧困層や病人も施浴と称して浴室を開放した記録が残されています。

この浴室は現在のサウナのような蒸し風呂だったといわれています。

銭湯の多くが屋根を切妻造にし、脱衣所の空間を高くして格天井をしつらえたのも寺院が銭湯の源流であるという伝統を守った証です。

現在でも東京の「大黒湯」などで格天井を見ることができます。 続きを読む アプリで銭湯検定にチャレンジ!

消え行く日本文化の銭湯検定もある

温泉という日本独自の文化(まあ、ローマにも公衆浴場があったしドイツにもスパがあり、フィンランドには公衆サウナがありますけれど、やっぱり形態は日本独自という解釈で)と似ていて非なるものが銭湯。

1965年には日本全国で約22,000軒ありましたが、2008年には1,103軒まで減少、現在はさらに少なくなっていると考えられます。

昨今の住宅事情や燃料と土地代の高騰によって消え行く文化になりつつありますが、喫茶店と並ぶ昭和レトロの代表的存在であることは間違いありません。

この銭湯の検定を行っているのが社団法人の日本銭湯文化協会。

「温泉ソムリエ」より、と言うか他のゆるい検定に比べるとかなり真剣に取り組んでおり、等級も4~2級まで(なぜか1級が見当たりません)、2級に合格すると銭湯ガイドマスターの称号が与えられます(1級がないのは2級までの合格者が極端に少ないことが推測されます)。 続きを読む 消え行く日本文化の銭湯検定もある

1泊2日で温泉に浸かって資格を取得

ネーミングはともかく「温泉ソムリエ」の検定、なかなか人気があるようです。

その人気の秘密は主催者の温泉ソムリエ協会が実施するツアーに参加するだけで認定証が貰えるという手軽さ。

しかもこのツアー、1泊2日で温泉地にでかけ、温泉にゆったり浸かることができるという、温泉好きにはとてもラクチンで楽しいツアーなのです。

一応、ツアーでは温泉の基礎知識講座とか温泉分析書の読み方など、専門的な知識の講義はあるものの試験があるわけではなく、受講するだけでOK。

ここまでゆるいと検定と呼ぶこともできません。

温泉研究家で冒険者のような格好をして山奥の秘境温泉を訪ね、バスタオル1枚で源泉に挑んでいた山田べにこさんが聞いたらなんというでしょうか?(ちなみに山田べにこさんの温泉めぐりは今でもYoutube等で見ることができます)。 続きを読む 1泊2日で温泉に浸かって資格を取得

温泉好きのための温泉ソムリエ

世界遺産の検定もご当地検定も、マクロ的とミクロ的視野の違いこそあっても土地に対する知識欲の認定でしょう。

この知識欲、土地に限らずあらゆる方面で自己満足に浸れる世界だけに検定も星の数ほどあります。

もちろん、それらの多くは仕事や勉強に役立つほどのレベルではなく、また特典もないのですが、それでも多くの人が検定を受けようというのですから知識欲は底なし沼のようです。

日本独自の文化で最近は外国からも注目され、著名なところでは必ず日本語と英語と中国語と韓国語で入浴の仕方が表記されている温泉。

この温泉にも検定があるのです。 続きを読む 温泉好きのための温泉ソムリエ

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