釣りをめぐる名言集

「顔のヘンな魚ほどうまいのだよ。人間も同じさ。醜男、醜女ほどおいしいのだよ」

これも開高健氏の言葉。

開高健氏は後年、釣りを人生の友としていました。

「賢者は海を愛し、聖者は山を愛す」と言ったのも開高健氏です。

この釣りというもの、人間を惑わす力が強く釣りにハマるとどれほどの賢者でも抜け出ることが難しくなり、無名・有名を問わず格言・名言が生まれています。

ロシアの格言より。

「釣りの話をするときは両手を縛っておけ」 続きを読む 釣りをめぐる名言集

心には氷の炎を持て!開高健

マルティン・ルターの名言を捩って、よく色紙に書いていたのが日本の大作家、開高健氏です。

「明日、世界が滅びようとも、今日、君は林檎の木を植える」

かなりの枚数が出回っており、また開高健氏は部類の酒好きだったので時折、明日と今日が入れ替わっていたり、君が私やあなたに変わっていたり、といろいろなタイプになっていますが、基本的には上記のような名言になっています。

開高健氏は作家になる以前、サントリーのコピーライターとして活躍していたこともあって、氏の書いた文章はそれこそ名言の宝庫になっています。

漂えど沈まず。

悠々として急げ。 続きを読む 心には氷の炎を持て!開高健

恋なき人生は死に等しい!マルティン・ルター

マハトマ・ガンジー、マザー・テレサの2人はともに宗教家でもありました。

宗教家続きでもう1人、ご紹介。

ドイツの神学者、マルティン・ルターの名言です。

「明日、世界が滅びようとも私はリンゴの木を植え続ける」

この言葉は今、していることが無駄になるかもしれないけれど、それでも今日できることをしよう、という意味に取れます。

ただ、マルティン・ルターがこう言ったのは自分自身を鼓舞するためで、自分が啓示を受けた教えに対して迫害を続けるカトリック教会の体制を暗喩している言葉という解釈が成り立ちます。 続きを読む 恋なき人生は死に等しい!マルティン・ルター

家に帰って家族を愛しなさい!マザー・テレサ

1929年から1947年までカルカッタの聖マリア学院で地理を教えていた修道女テレサはある日、汽車に乗っていた最中、「全てを捨て、もっとも貧しい人の間で働くように」という啓示を受けます。

修道女テレサは修道院を離れて活動を行う許可を求めましたが、バチカンは彼女に対して慎重でなかなか許可を与えませんでした。

それでも修道女テレサは自分の信じた道を歩もうと決意、けっして諦めずにいたところ、1948年に特別許可が降ります。

修道女テレサは質素なサリーをまとってカルカッタのスラム街に入っていきます。

やがて彼女の活動を支援するために聖マリア学院時代の教え子たちがボランティアとして集まり始めました。 続きを読む 家に帰って家族を愛しなさい!マザー・テレサ

最後は世界が全盲になってしまう!マハトマ・ガンジー

偉業を成し遂げた人、世界を変えた人々は名言も放っていますが、その分、自分の身をつねに大衆に晒し、反感を持つ人々からは命を狙われるという危険性が潜んでいます。

インド独立を導いた偉大な指導者、マハトマ・ガンジーは最後まで非暴力を訴えながら同じヒンドゥー教の原理主義集団民族義勇断の1人、ナートゥーラーム・ゴードセーの銃弾に倒れました。

ガンジーも名言を多く残しています。

たとえば。

「眼には眼を、を行い続ければ、最後は全世界が盲目になってしまう」 続きを読む 最後は世界が全盲になってしまう!マハトマ・ガンジー

草の葉の露も重きは落つるものかな!徳川家康

「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし、心に望み起こらば困窮したる時を思い出すべし。堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。勝事ばかり知って負けることを知らざれば害その身にいたる。おのれを責めて人を責むるな。及ばざるは過ぎたるより勝れり。人はただ身の程を知れ、草の葉の露も重きは落つるものかな」

関ヶ原の戦いから3年後、江戸に幕府を開いた徳川家康の遺訓です。

岡崎の弱小な一豪族だった松平家に生まれ、幼少時代は今川家、織田家、再び今川家へ人質として囚われ、織田信長が桶狭間の戦いに勝利すると今川家と決別、織田信長の客将として活躍、しかし武田信玄との戦いに敗れるなど、若年時代はけっして目立った武将ではありませんでした。 続きを読む 草の葉の露も重きは落つるものかな!徳川家康

Copyrighted Image