名言を残すような名選手は必ず生命を削るようなプロ魂を見せますが、それは何もプロ野球やメジャーリーグだけではありません。
たとえば将棋の棋士。
分かりやすいヒエラルキーが存在する棋士界もまた、命を削るようなやり取りから名言が生まれています。
まずは近代将棋の生みの親、坂田三吉との「南禅寺の戦い」で知られる木村義雄十四代名人の言葉。
「やや不利は有利に、やや有利はやや不利につながるがこれはたいしたことではない。絶対有利が最大の危機であり、絶対不利は絶対有利に通じる。勝負は最後の一手を指し終えた時に決まる」 続きを読む 俺は好かれもせず選ばれることもなかった!芹澤博文