世界初のSF小説も夢から誕生

夢が現実の世界にもたらせた恩恵、もうひとつ紹介しましょう。

今回は小説です。

1816年、「夏のない年」に詩人バイロンが借りていたスイスの別荘、ディオダディ館にバイロンを含む5人の男女が集まります。

前年、インドネシアのタンボラ火山が噴火したことにより、北半球全体が火山灰によって覆われ、寒冷化していた影響で(これが「夏のない年」の理由です)、男女5人は外出もままならず邸内で過ごしていました。

あまりにも退屈だったので、バイロンは「1人ずつ怪奇譚を作って発表しよう」と提案します。

まるで中学生みたいですね。 続きを読む 世界初のSF小説も夢から誕生

「イエスタデイ」はポールの夢のメロディ

夢が現実の世界にもたらせた恩恵、工業の発展や数学の進歩だけではありません。

芸術面でもいろいろあります、というより、芸術面こそ夢の発露が豊富な世界といえるでしょう。

ロックとポップスにおいて20世紀を代表するバンドのひとつに数えられるビートルズ。

そのメロディメーカーがポール・マッカートニーです。

彼は1965年、夢の中に浮かんだメロディを起床後、すぐに書き写し、それをピアノで弾きました。 続きを読む 「イエスタデイ」はポールの夢のメロディ

インドの天才数学者も夢からヒントを得る

夢が現実の世界に恩恵をもたらせた実話はミシンを発明したハウに留まりません。

たとえばインドの天才的数学者、「インドの魔術師」と呼ばれたシュリニヴァーサ・ラマヌジャン。

彼が直感的に閃いて発見した数学の定理や公式には夢が大きく関わっています。

ラマヌジャンは幼少期からヒンドゥー教の宗教教育を受けていたため、数学の公式の夢を見る際、ヒンドゥー教の神々が現れてきます。

たとえばラマヌジャンが発見した、モジュラー関数を元にした円周率の公式は収束が非常に早いことで有名ですが、その発見に結びついた夢の中にはナーマッカルの女神が登場します。 続きを読む インドの天才数学者も夢からヒントを得る

夢占いはすべてウソか?

これは現段階ではなんとも言えません。

なにしろ、夢そのものが解明されていないので、あると言われれば最終的な反論はできませんし、ないと断定することも未知の部分があるために言い切ることはできません。

したがって、現段階で夢について分かっている範囲から、個々が判断するしかないでしょう。

実際、夢が現実に役立った例も数多く存在しているのですから。

たとえばミシン。これを発明したのはアメリカの発明家でエリアス・ハウという人物。 続きを読む 夢占いはすべてウソか?

夢占いよりもまだ血液型判定の方がマシ!

夢に関するキーワードはいくつもあります。そのひとつが夢占いですね。

ネット上にも数多くの夢占いサイトがあります。

ちょっと試しにいくつかやってみましょう。

多くの夢占いサイトはキーワードによって夢の内容を判断する仕組みになっています。

たとえば「海の中を泳ぎ、強い潮に流された」ような夢を見たとすると、それに対する回答とは、「海の中は安らぎ、安心感を求める気持ちが強く、現実に満たされていないことの表れで、潮に流されるというのは波乱板状に人生を表わしています」的は回答が出てきます。 続きを読む 夢占いよりもまだ血液型判定の方がマシ!

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