夢が現実の世界にもたらせた恩恵、もうひとつ紹介しましょう。
今回は小説です。
1816年、「夏のない年」に詩人バイロンが借りていたスイスの別荘、ディオダディ館にバイロンを含む5人の男女が集まります。
前年、インドネシアのタンボラ火山が噴火したことにより、北半球全体が火山灰によって覆われ、寒冷化していた影響で(これが「夏のない年」の理由です)、男女5人は外出もままならず邸内で過ごしていました。
あまりにも退屈だったので、バイロンは「1人ずつ怪奇譚を作って発表しよう」と提案します。
まるで中学生みたいですね。 続きを読む 世界初のSF小説も夢から誕生