今戸焼丸〆猫がメジャーになったワケ

続いて招き猫の話。

今戸焼丸〆猫の原型は左右前足のどちらかを上げており、左右に決まりはありませんが、豪徳寺の招福猫児は必ず右前足を上げているという決まりがあります。

豪徳寺説は武士、井伊直孝が関わっていることから、武士は左手を不浄としていたことから右前足を上げるように作られたわけですね。

私は左利きですが、こういう話を聞く度に日本はつくづく、右利き文化の国だな、と痛感いたします。

それに招き猫、手じゃなくて足じゃん、とツッコミも入れたくなります。 続きを読む 今戸焼丸〆猫がメジャーになったワケ

招き猫の起源といえば?

話は江戸時代に戻って招き猫の話。

嘉永5年、浅草の花川戸に住んでいた老婆が貧しさのあまり、愛猫を手放してしまいましたが、その猫が夢枕に現れると「自分と同じ姿をした焼き物の人形を作れば福徳を授かります」と告げます。

老婆、その猫の言葉を信じ、浅草周辺で日用品の陶磁器を作っている今戸焼に依頼して浅草神社の鳥居横で販売したところ、大人気を呼びました。

これが招き猫のひとつの期限といわれる今戸焼丸〆猫説。

もうひとつの発祥説は世田谷区にある豪徳寺です。 続きを読む 招き猫の起源といえば?

キャッツアイとオッドアイ

キャッツアイといえば泥棒三姉妹のコミック、キャッツアイといえば猫目石に現れる光の現象で、猫の瞳孔が閉じた時のような文様が出ることを言います。

キャッツアイ=猫目石ではありません。

猫目石はクリソベリルキャッツアイと呼ぶのが正解です。

キャッツアイ現象は猫目石だけでなく、やはり光の加減で色が変わるアレキサンドライトでも見ることができます。

ただし、キャッツアイ現象が起きる宝石は一気に破格となるので、私は見ることができるだけで所有することはできません。 続きを読む キャッツアイとオッドアイ

猫を可愛らしく撮るなら夜がベスト

猫の目は前述したように、人間の目のような白目(眼球結膜)の部分がほとんどなく、虹彩と瞳孔だけが見えている状態で、瞳孔の大きさを調整するのが虹彩の役割です。

猫の目の瞳孔は人間のように丸く大小するのではなく、縦に細長く開閉します。

明るいところでは線状になり、暗いところでは円状になりますが、縦に開閉する長円瞳孔の方が早く、しかも大きく開くことができるメリットを持っています。

だから一瞬の光の違いで目の瞳孔が変わるわけですね。 続きを読む 猫を可愛らしく撮るなら夜がベスト

猫の眼の色は虹彩によるもの

猫が妖怪になりやすいのは夜行性であることに加え、光の具合によって瞳孔が一瞬のうちに大きさを変えてまったく別の表情になることも理由のひとつでしょう。

「猫の目にのように」天気が変わる、といえば、さっきまで雨だったのに急に晴天になった、というように猫の目のたとえは目まぐるしく状況が変わる時に用いられます。

猫の目は人間の目のように白目部分がなく、瞳孔の回りはすべて虹彩で、この虹彩の色が目の色になります。

もちろん人間にも虹彩はあり、瞳孔の周囲の部分が虹彩となりますが、目全体に広がっているわけではありません。 続きを読む 猫の眼の色は虹彩によるもの

猫とツキと干支の性格

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