富籤(宝くじ)が幕府公認になったのはいつ?

江戸時代の亨保15年というから1730年のこと、幕府は仁和寺(にんなじ)の門跡(もんせき)宅館修理の名目で富籤(または富突)を復活させました。

仁和寺は京都にある真言宗の総本山寺院で、門跡というのは皇族や公家が住職を務める特定の寺院のこと。

簡単に言うと位階の高い寺院の住職のために幕府公認で富籤(とみくじ)を行ったわけですね。

これを護国寺で3年連続して実施したことから、以後、富籤(とみくじ)は(官民が味をしめて)幕府公認による寺院の修復費用目的で開催されるようになりました。 続きを読む 富籤(宝くじ)が幕府公認になったのはいつ?

富籤(宝くじ)の起源は?

公共事業の資金を目的として発行する宝くじ。

これ、現代に始まったことではなく、宝くじの歴史を紐解けば最初から行われていたことが分かります。

宝くじの起源となったのは大阪府箕面市にある箕面山龍安寺で鎌倉時代に行われた「箕面富(みのおのとみ)」と言われています。

当たりの書かれた木札とハズレの木札を木製の富箱の中に入れ、住職が富箱にある小さな穴にキリを差し込んで当せんを決めるといった内容で、その賞品は金銭ではなく弁財天のお守り「本尊弁財天御守」だったそうです。 続きを読む 富籤(宝くじ)の起源は?

宝くじの収益金って何に使われているの?

まずは宝くじの基本的な情報からおさらいしていきましょう。

宝くじ、本来の目的は購入者に夢を与え、実際に当せん金を支払うだけでなく公共事業や自然災害復興への支援に使うために販売されています。

公共事業は国や各都道府県、政令都市に適用されており、平成27年度では札幌市の円山動物園ホッキョクグマ・アザラシ館建設費、子供医療助成費など。

岩手県では子供・妊産婦医療助成事業費、いわて子どもの森管理運営費など。 続きを読む 宝くじの収益金って何に使われているの?

宝くじの購入は甘い夢の始まり

2017年の年末ジャンボ宝くじ、ついに10億円に到達です。

2016年は1等が7億円だったので一気に3億円上乗せですね。

ちなみに3大ジャンボと呼ばれているサマージャンボとオータムジャンボ(2017年からはハロウィンジャンボに名称変更)。

2017年はそれぞれ5億円、3億円だったので、いかに2017年の年末ジャンボの10億円が高額であるか分かるでしょう。 続きを読む 宝くじの購入は甘い夢の始まり

結局のところ人間の思想思考なんて似たようなもの

紀元前490年頃から紀元前430年頃まで生きていた古代ギリシャの自然哲学者、エンペドクレスは世界の生成消滅は四元素によって循環される、という説を唱えました。

四元素とは火、空気、水、地のことで、これらが離散集合すると自然界の変化が生じる、というのがエンペドクレスの主張。

この四元説はその後、プラトンやアリストテレスに引き継がれます。

またエンペドクレス以前は、古代ギリシャ哲学者の間で、世界の始まりはアルケーという根源的な原理から生まれたという説が定着していました。 続きを読む 結局のところ人間の思想思考なんて似たようなもの

猫とツキと干支の性格

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