たとえば、ある女性を好きになったとする。これは無論、性欲の対象としての意味である。すると、あなたは彼女の歓心を得ようとするだろう。この「歓心を得る」という行為が、相手に快を与え、その代償あるいはお礼として、相手は愛と肉体による、あなたの性欲を充足させるための支払をしてくれることになるのだ。
すなわち、4の性欲を満たそうと欲するならば、この4以外の四つの本能的衝動のいずれかを、相手に対してサービスすることである。
続きを読む 相手に快感をくり返し与えよ
たとえば、ある女性を好きになったとする。これは無論、性欲の対象としての意味である。すると、あなたは彼女の歓心を得ようとするだろう。この「歓心を得る」という行為が、相手に快を与え、その代償あるいはお礼として、相手は愛と肉体による、あなたの性欲を充足させるための支払をしてくれることになるのだ。
すなわち、4の性欲を満たそうと欲するならば、この4以外の四つの本能的衝動のいずれかを、相手に対してサービスすることである。
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「ツキ」とは具体的にいえば、どういうことなのだろう?「地位の昇進」「よい女に好かれる」「コネを得る」などもあるが、総じてそれは「物質的恩恵が自分の方へやってくる」という意味であり、もっと端的にいうならば、それは「おカネがこっちにやってくる」ということである。
おカネは人間の発明した「物の象徴化されたもの」であり、そしてそのおカネは、人間に付随して動き廻るのである。つまり、おカネを引き寄せるということは、人間を魅きよせるということであり、更にいえば、それは人間の気持ちを自分の方へ引きつけるということになる。
続きを読む ツキは魅力によって引き寄せられる
古語に「面をおかして諌言する」という言葉がある。これは、臣下が王の不興をこうむるのを承知で忠言をなさんとすることだが、この「面をおかす」という意味は、考えてみるに、相手の面目つまりプライドをつぶしても、相手の間違いを正そうということだと思う。
この場合、臣下は王の激怒を買い、よく殺されてしまうのだが、臣下はその死を覚悟して諌言するのである。忠言、アドバイスという行為には、逃れられぬ一つの宿命的な副作用がともなう。
続きを読む 忠言には危険性が伴う
相手を尊重するとは、具体的にいってどういうことであろうか?要は相手のペースに自分をできるだけ合わそうという努力である。例えば、時間についていえば、約束の時間より早過ぎて行くのも、遅過ぎて到着するのもうまくない。
これは、自分のペースに相手を合わそうという行為であることに、この種の人々は気づいていない。約束のその時を軽んずるということは、その相手を軽んずるということである。
続きを読む 自分のペースを相手に合わせよ
「歯の浮くようなお世辞と解っていても、女性は自分への讃美に対し悪い気はしない」ということわざがある。これは何も女性に限ったことではなく、世間の大多数の人間がそうなのである。人々は自己重要感の低下を何より恐れている。
それぞれを高めてくれる言葉に接すると、たとえそれが嘘と解っていても嬉しいのである。自分を嬉しい気持ちにさせてくれる相手に会うのは、また嬉しいものである。だからこの人はお世辞をいった人に魅きつけられるのである。
続きを読む 相手の自己重要感を高めよ