ホントは男性が女性に選ばれているという摂理

残念ながら、男性は本能的に自分と異なる遺伝子を持つ女性を見分けられる手段を持っていません。

これ、やはり子供を身ごもる女性だけの特殊能力と言えるでしょう。

つまり人類の繁栄を果たすためには女性が優秀な遺伝子を持つ男性を選ばなければならない、ということ。

これ、自然界では当たり前の話で、フィメールチョイスといいます。

メスがオスを選んで強い子孫を残そうという方法ですね。

孔雀の極彩色の羽根、ライオンのたてがみ、コウイカの発光、ほかにもいろいろありますが、動物のオスは他のオスを威嚇して、メスに強い存在であることをアピールし、そしてメスに選んでもらえるよう、求愛のダンスを行います。

自然界の摂理、かなり人間社会に近づいてきたと思いませんか?

もちろん、このまま人間社会に当てはめちゃうと強い遺伝子だけが溢れてしまうことになりますが、幸いにも人間社会はそれほど単純ではないし、力だけの社会になっていたらとっくに滅んでいたでしょう。

人間は今のところ生物におけるヒエラルキーの頂点に立っていますが、外敵がないわけではなく、未知のウイルスや耐性を持った細菌には極めて弱い存在で、それらの外敵から守るためには力だけでなく知力の進化も必要だったわけです。

社会は複雑化を続けますが、これも種の多様で子孫を残していくという群れで生活する人間の本能であり、遺伝子の異種配合も複雑化させることで大量絶滅を防ぐことができるという方法のひとつ。

その複雑化したひとつの種が自分であるならば、種を継続させるという本能が遺伝子に組み込まれている限り、モテ期は誰にでも来るわけですね。

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