連呼型CMは長期記憶の典型!脳トレ活用法

脳の構造を語っているとこのコラムはそれだけで終わってしまいそうなので、そろそろ記憶力を高めるトレーニング、脳トレの話をしましょう。

記憶の分類についてはひと通り説明が終わりました。

記憶は思考力や発想力、感情などすべての土台となるので、記憶力を高めることが脳そのものを鍛えることにつながります。

50~60代の人なら誰でも覚えているCMのフレーズがありますね。

「カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂~♪」とか、「スカッとさわやか、コッカコーラ~♪」とか、「おおきいことはいいことだ~♪森永エールチョコレート!」とか「かんさいでんきほあんきょうかい~♪(これは関西ローカルですね)」とか。

いわゆる連呼型CMです。

たいして興味のない商品でも商品名や企業名を一時的に連呼し、それを繰り返すことで長期記憶に保存されていくわけです。

もっとも連呼型CMは商品名や企業名を一般消費者に覚えてもらうことには効果的ですが、必ずしも販売促進に結びつくわけではないので、最近では連呼型CMにイラッとする消費者も増えていることから減少傾向にあります。

連呼型CMからも分かるように、たいして自分の役に立たない情報でも繰り返すことによって長期記憶に保存することが可能なのです。

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