長期記憶の完成には意思が必要!脳トレ活用法

このコラム冒頭で、脳を鍛えるためには便宜上、4つに分類した記憶力、思考力、発想力、感情を高める必要があると紹介しましたが、基本的に記憶力向上と他の3分類を鍛える方法は同じです。

集中して繰り返すことで、思考や発想、感情の情報が通過する神経経路を活発化させ、伝達効率を高めていけばいいのです。

とはいえ、この神経経路を活発化させる作業、言葉ほど簡単ではありません。

重要な情報であれば緊張から一時的に活発化しますが、情報が通過する神経経路を活発化させるためには意思が必要になります。

たとえば記憶を例に取ると、記憶を改めて記録にすることで長期記憶への保存が可能となりますが、多くの人は記録に留めません。

会議が終わった後、人の名前や言動を記録に残せば長期記録に保存できるのに、つい、その前にTVを見たり寝てしまったり、と記録を後回しにし、記録を残そうと思った時には記憶が曖昧になっている、というのは凡人であれば誰でもあることですね。

情報を通貨する神経経路を活発化させる、繰り返しや連呼は単純な作業なので脳そのものが求めていないのです。

なぜならば、その情報の神経回路を活性化したところで生命維持には大きな影響を及ぼさないから。

もっと簡単に言ってしまえば「やる気が起きない」のです。

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