ドーパミン分泌は手近な目標から

ドーパミン分泌による行動の効果はけっしてスポーツに限ったことではありません。

たとえば勉強。

苦手な科目があって毎回テストでは50点しか取れません。

親や先生からはもっと勉強しろ、と言われてもいきなり100点を取ることはハードルが高すぎてやる気も起きないでしょう。

勉強に限ったことではありませんが、義務感で行うことにアドレナリンは分泌されません。

100点満点で50点でも、生命維持に問題はまったくないので当然、アドレナリンが出るわけもなく、集中力を高めることも闘争をコントロールすることもできず、仮にアドレナリンが出たとしたらそれこそ逃走が勝ってしまいます。

平均50点を60点にする勉強方法はどうでしょう?

最初から100点を取るためには科目の持つ情報全般を勉強しなければ達成できませんが、科目の60%を勉強することで平均60点を獲得することができます。

科目の情報100%を6回ループするより、科目の情報60%を10回ループさせる方が確実に60%の情報を蓄積させることができます。

いえ、もちろん100%を10回ループさせる方がいいんですけれど、それだとハードル高すぎて達成できず、快の感情を与えられる前に挫折しちゃうでしょ?

最初はドーパミンから快の感情を与えられる程度の目標値を設定することです。

平均10点を1回ずつ上げていけば、たった5回で100点満点が取れてしまうのですから。

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